カインズ本社(提供:アフロ)

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ホームセンター「カインズ」の従業員がトイレットペーパーを放り投げて売り場に並べる動画が、SNSで拡散し賛否の声が上がっている。同社広報部は2024年10月4日、「あってはならない行為だと深く反省しております」と、J-CASTニュースの取材に回答した。

「心より深くお詫び申し上げます」

先述の動画がSNSで拡散したのは10月3日ごろとみられる。「カインズ」の店舗の入口前で、1人の従業員がトイレットペーパーをもう1人の従業員に放り投げ、それを売り場に並べる様子を映したものだ。動画には「効率重視」という文字が載せられている。

この動画がSNSで拡散すると、従業員の行為について賛否の声が上がった。「このくらいの事は問題にならなくていいと思います」「商品綺麗に陳列出来てるし良くない?」などと擁護する声が上がる一方、「商品を投げるってどうなんですかね」「動画に撮ってSNSに晒しちゃうのはまずい」などと批判する声も上がった。

カインズ広報部は4日、過去に在籍していたアルバイト従業員が動画に映っている、と取材に説明。同従業員に事実確認した結果、「在籍当時に店舗内で行った不適切な行為をインターネット上に公開したもの」だとし、同社は事実だと認識していると答えた。

同社によれば、23年11月28日に群馬県の店舗で撮影したものだ。また、2名とも24年3月と4月にそれぞれ自己都合で退職しているという。

広報部は、「大変ご不安・ご不快な思いをおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。動画内の行為は、商品をお客様にご提供する企業としてあってはならない行為だと深く反省しております」とコメントした。

また、今後の方針については「今後はこのような事態が発生しないよう、従業員に対する指導・教育の更なる強化と徹底を図り、再発防止に取り組んでまいります」と示した。