とちぎテレビ

大規模な災害の発生に備え宇都宮市は30日、市内の企業とドローンを使った物資の輸送に関する協定を締結しました。

協定を結んだのは、水力発電の設備調査などを行っている水光建設コンサルタントです。

宇都宮市役所で締結式が行われ、齋藤明男代表取締役と佐藤栄一市長が協定書を交わしました。協定では、大規模な災害が市内で発生したときに、この会社が所有する大型のドローンを活用し、救援物資の輸送や被災場所の情報収集、被災者の捜索支援などを行います。

宇都宮市では、2020年度から消防局でドローンの運用を始めていますが、救援物資の輸送が盛り込まれた協定はこれが初めてになるということです。

この後、宇都宮競輪場でドローンによる物資輸送のデモンストレーションが行われ、およそ25キロの荷物をつり下げながらの飛行とウインチを使って荷物を下ろす場面が披露されました。このドローンは、最大30キロの荷物を16キロ先に運べるということです。