8回、山川(右)に同点3ランを浴びる池田(撮影・中島達哉)

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 「日本ハム−ソフトバンク」(28日、エスコンフィールド)

 日本ハムが3点リードの八回、ソフトバンクの山川穂高内野手に34号同点3ランを被弾。試合を振り出しに戻された。ベンチの新庄監督も思わず天をあおいだが、一気に逆転を許すまさかの展開が待っていた。

 水谷の一発でリードを3点に広げて迎えた八回。池田が1死から四球を与えて出塁されると、続く栗原が放った遊撃へのライナーを水野がファンブル。ピンチを広げ、さらにバッテリーエラーで二、三塁となると、山川に外角高めの直球を右翼席にたたき込まれた。

 静まりかえった本拠地のスタンド。楽天が敗れたため北海道でのCSファースト開催権を手にしたが、まさかの展開が待っていた。さらに正木は中飛に打ち取ったが、梅野に右中間二塁打を浴びて再びピンチを背負うと、柳町に中越えの適時三塁打を許して試合をひっくり返された。

 ここで新庄監督はベンチを出て池田の交代を告げた。4安打1四球で一挙4失点。ベンチの雰囲気は重苦しいムードに包まれていた。