2024年9月19日、レバノンの首都ベイルートのカフェで、ヒズボラの最高指導者ナスララ師のテレビ演説を見る人たち=ロイター

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 イスラエル軍は28日、レバノンイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害したと発表した。

 軍は前日にレバノンの首都ベイルート南郊のヒズボラ本部を空爆し、ナスララ師が標的だったと報じられていた。中東の緊張がさらに高まることは避けられない情勢だ。

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 軍は28日の声明で、「特別の情報」に基づき、戦闘機がベイルート南郊の集合住宅のビルの地下にあるヒズボラ本部を標的に空爆したと説明。ヒズボラ幹部らの作戦会議中だったとした。ナスララ師については「ヒズボラの中心的な意思決定者で、戦略を担う指導者だった」と述べた。ヒズボラ側も28日、声明でナスララ師の死亡を発表した。

 イスラエル軍のハガリ報道官は27日、レバノンの首都ベイルートの住宅地における「精密攻撃」の実施を発表していた。「意図的にレバノン市民を人間の盾として使っていた」と主張し、攻撃は「イスラエル国民を守るために必要な措置だった」と述べていた。