今シーズン57盗塁目を決めたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

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イチロー氏を抜きシーズン日本人最多の57盗塁

【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間28日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)の敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、2回に今季57個目の盗塁をマーク。2001年にイチロー氏が記録した日本選手最多「56」を超え、単独トップに躍り出た。新記録に米メディアも一斉に報道した。

 また新記録を打ちたてた。2回の第2打席で右前適時打を放つと、1死一、三塁の場面で二盗を決めた。今季57個目。捕手の悪送球を誘って、三走のクリス・テイラー内野手が生還。大谷も三塁に進んだ。イチロー氏の記録を抜いて、盗塁でも日本選手最多を更新した。

 これで7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から34回連続で盗塁成功。アウトになったのは4度だけで、成功率は93.4%になった。本塁打だけではなく、盗塁の量産ぶりも凄い。6月までは計16盗塁だったが、7月は12、8月は15、そして9月はこれで14盗塁。とてつもないペースで数字を積み上げている。

 これで「53本塁打&57盗塁(53-57)」とし、史上初の55-55にも期待がかかる。米メディアは偉業を一斉報道。MLBの公式Xは「オオタニがさらなる歴史を」と拍手。球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」は「驚異的なシーズンの中で、またしてもマイルストーンを」と称えた。(Full-Count編集部)