とちぎテレビ

本格的な秋の行楽シーズンに備えて、テロを目的とした不審者や不審物に対処する訓練が27日、茂木町のレジャー施設で行われました。

訓練は、人出が増える秋の行楽シーズンを前に、茂木町のレジャー施設「モビリティリゾートもてぎ」が、テロ対策などを目的に実施しました。警察官や消防署員、それに施設の従業員ら合わせておよそ100人が参加し、施設内で刃物を持った男が不審物を仕掛けた後、暴れているという想定で行われました。

施設内のグランドスタンド近くの広場で、刃物を持った男を見つけた客の連絡で、従業員が110番通報し、駆け付けた警察官が男を取り押さえました。男が「グランドスタンドに危険物を仕掛けた」と自供したため、警察官とスタッフがスタンドを捜索し、不審な袋を発見しました。

従業員が観客を避難させる一方、連絡を受けた警察官が現場に出動し、防護服に身を包んだ爆発物処理を担当する機動隊員が、機械を使って危険物を処理しました。

一方、消防署員はドローンで上空から避難状況を確認したり、危険物の捜索を行いました。

初めての大規模な訓練で、参加した従業員たちは、警察官や消防署員と連携してお互いの役割を確認しながら、不審者への対応の仕方を学んでいました。