睡眠前にゆっくりストレッチや軽い運動をすることでリラックスし、眠りやすくなります。今回は、整体師の永井峻さんに眠りにつきやすくなるストレッチを、医師の白濱龍太郎先生と快眠セラピストの三橋美穂さんに夜寝る前に気をつけるべきことを教えてもらいました。

ゆっくりストレッチや軽い運動でリラックス

眠る前にゆっくりとストレッチすることや、軽い運動を行うことで眠りにつきやすくなります。

●脱力ジャンプ

寝る前に軽い運動で血流を上げると、その後体温が下がりやすくなり、眠りやすくなります。

「全身の力を抜き、つま先が床から離れない程度に軽いジャンプを。急がずゆっくり行いましょう」(永井さん)

●ゆるストレッチ

床に座って足を前に伸ばし、ゆっくり前屈したり、軽く脚を開いて体側を伸ばしたりしてストレッチ。

「痛くなるまで伸ばす必要なし。少し伸ばすくらいのゆるさがベスト」(永井さん)

快眠のための「お酒やドラマ」とのつき合い方

1日がんばったあとのお酒や、ドラマ鑑賞が楽しみという人も多いもの。それでも気をつけないと眠りを妨げることもあるので注意が必要です!

●眠りが浅くなる寝酒はやめて、夕食と一緒に早めの時間に飲む

寝る前にお酒を飲むと、寝ている間にアルコールを分解しようと交感神経が刺激され、眠りが浅くなります。翌日も疲れが取れず、昼間眠くなる原因にも。

「お酒を飲むなら夕食と一緒に、早めの時間にしましょう」(白濱先生)

●ドラマは時間や曜日を決めて、ごほうびに

寝る前にドラマを観るのが習慣になると、ブルーライトで睡眠の質が下がり、つい夜更かしする原因に。

「週1回1時間など、時間や曜日を決めてごほうびとして楽しむか、入浴前や入浴中など、早めの時間に観るようにして」(白濱先生)

●「リベンジ夜更かし」をやめて、昼間のパフォーマンスを上げる

寝酒や寝る前のドラマ鑑賞、ネットショッピングに夢中になるのは、日中思うように行動できていないから。

「そのストレスを解消するために夜更かしし、日中のパフォーマンスが下がる悪循環に。思いきって早く寝て、明るいうちに充実した時間を過ごすことを心がけて」(三橋さん)