とちぎテレビ

鹿沼市の高校で食料の生産について学ぶ生徒たちが25日、県内の大学で開発されたコメの稲刈りを行いました。

黄金色に実った稲穂。宇都宮大学で開発された「ゆうだい21」です。

甘みが強く冷めてもおいしいのが特徴です。

鹿沼市にある鹿沼南高校の食料生産科では、授業の一環として2023年から「ゆうだい21」の栽培を行っていて、この日は2年生の生徒19人が稲刈りに臨みました。

生徒たちはこれまでに宇都宮大学に赴いて栽培方法を学び、田植えや水の管理などを行ってきました。

25日は、はじめに一株あたりにできたコメの量を調べるために田んぼに実った稲の一部を鎌を使って刈り取りました。

続いて生徒たちは、教員の指導を受けながらコンバインを使った収穫にも挑戦しました。

鹿沼南高校は2023年、初めて収穫したコメを山形県で行われたおいしさを競うコンテストに出品し、高校生部門の最優秀賞受賞という快挙を成し遂げました。

2024年も収穫したコメはコンテストに出品するほか、学校の文化祭や校外のイベントで販売するということです。

学校では今後も宇都宮大学と連携を深め、気象や土壌の条件に合わせた「ゆうだい21」の栽培方法について研究を続けていくとしています。