『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ティザービジュアル
 - (c) 2024 Searchlight Pictures.

写真拡大

 ティモシー・シャラメがミュージシャンのボブ・ディランにふんした伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の特報とティザービジュアルが公開された。メガホンを取ったのは、『LOGAN/ローガン』『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド監督だ。

 特報は、何も持たない一人の青年がニューヨークにたどり着き、街をさまよい歩くシーンから始まる。闇に覆われた街で淋しげな背中を見せていた名もなき存在だった彼が、一転して光に包まれ、ギター一本で聴衆を引きつける印象的な歌声を響かせていく。それはまさに、伝説が始まる瞬間だった。

 ティモシーはディランのビジュアル、声、パフォーマンスに至るまで徹底的に研究し、全てのシーンで自身の歌声を披露。特報では彼が歌う「はげしい雨が降る」のほか、「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」のアルバムジャケットで知られる当時の恋人スージー・ロトロにインスパイアされたシルヴィー(エル・ファニング)との恋、当時すでに音楽シーン注目のシンガーで、次第にディランと歌をわかち合うことになる「フォークの女神」ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)、そして、その才能を見抜いてディランのミュージシャンとしての道を先導した偉大なフォーク・シンガー、ピート・シーガー(エドワード・ノートン)の姿も確認することができる。(編集部・市川遥)

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2月より全国公開