プリウスPHVの新モデル「Gグレード」=トヨタ自動車提供

写真拡大

 トヨタ自動車は、プリウスのプラグインハイブリッド車(PHV)の新モデル「Gグレード」を10月1日に発売すると発表した。

 価格は税込み390万円で、上位のZグレードに比べて70万円安く、トヨタ、レクサス両ブランドのPHV7車種のうち、最も安い。

 内装や外装の仕様を抑えて車両全体のコストを下げた。燃費は1リットルあたり26キロ・メートルで、バッテリーだけだと87キロ・メートル走り、Zグレードと同じ性能を持つ。

 PHVは家庭などで充電でき、エンジン走行もできるので、電気自動車(EV)に比べて、航続距離に対する不安が小さい。トヨタは、EVの世界販売台数について、2030年までに350万台に増やす計画を掲げる一方、PHVを含む多様な選択肢を提供する全方位戦略を打ち出している。