4回、打席で右太ももを気にする松井秀喜氏(撮影・伊藤笙子)

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 「KOBE CHIBEN−高校野球女子選抜」(23日、東京ドーム)

 松井秀喜氏(50)が気合のプレー続行だ。

 「4番・中堅」で出場した松井氏は二回から三塁の守備位置へ。だが、三回表の守備前には「KOBE CHIBEN、松井選手が治療を行っておりますので、しばらくお待ちください」のアナウンスが流れた。二回には守備機会はなく、直前の攻撃でも打席に立っていないため、場内からは笑いも。松井氏はすぐにベンチから姿を現し、場内からは拍手が送られた。

 松井氏はどうやら脚を痛めたようで時折気にするそぶりを見せており、女子選手がセーフティーバントを仕掛けてきた際には苦笑いを浮かべた。

 打席では三回に四球で出塁。その後1死から藤本の左前打で二塁へ何とか進塁したが、直後に代走が送られた。ただ、続く四回の守備では再び三塁の守備位置へ。「先ほどの代走は臨時代走でした」とアナウンスが流れると、場内は拍手と笑顔に包まれた。

 さらに、四回の第3打席では初安打となる右前打をマーク。再び臨時代走が送られた。