50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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1試合10打点以上は史上16人目、盗塁を達成した選手は…

【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ(日本時間20日・マイアミ)

 球史に残る活躍に、また新たな“凄さ”が判明した。ドジャース大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大活躍を見せた。前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を超えて「51-51」まで数字を更新。球団新記録の50号、史上16人目の1試合10打点などメモリアルな1日だったが、米記者によると“史上初”の偉業も達成したという。

 初回の第1打席では右翼フェンスに直撃する二塁打を放つと、直後に50盗塁にも成功。第2打席は右適時打でこの日2個目となる二盗を決めた。3回の第3打席では左中間へ2点二塁打。そして、6回の第4打席では打球速度111.2マイル(約179キロ)、飛距離438フィート(約133.5メートル)、角度36度の特大49号を叩き込んだ。

 さらに7回2死三塁の第5打席、左翼席へ打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度27度の一発を叩き込み、球団新記録の50号を達成。そして9回の第6打席では113.6マイル(約182.8キロ)、飛距離440フィート(約134.1メートル)、角度36度の一発を右中間席に放ち、衝撃の3打席連続アーチを成し遂げた。

 米メディアや識者らがこぞって快挙に酔いしれる中、MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニは1試合10打点を記録した。打点が公式記録になった1920年以降、1試合10打点以上は16回目、ドジャースの選手では初」と伝えた。

 1試合10打点だけでも歴史的偉業。しかし、大谷は“一味”違うという。ラングス記者は続けて「以前の15選手は全員合わせて0盗塁だった……オオタニは今日2盗塁も決めている!!!!!!!!!」と興奮混じりに綴った。まさに打って、走っての活躍。前人未到の「50-50」の裏で、大谷はまた“史上初”を歴史に刻んだ。(Full-Count編集部)