東京株式(前引け)=大幅続伸、一時1000円を超える上昇

写真拡大

 19日前引けの日経平均株価は前営業日比904円26銭高の3万7284円43銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億16万株、売買代金概算は2兆641億円。値上がり銘柄数は1373、対して値下がり銘柄数は227、変わらずは42銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力大型株を中心にリスクオンの流れが一気に強まり、日経平均は先物を絡めた買いで一時1000円を超える上昇をみせる場面もあった。FOMCではFRBが0.5%の利下げを決めたが、外国為替市場では材料出尽くし感からドルが買い戻され、足もとで1ドル=143円台まで円安が進行した。円安にリンクさせた先物への買いが全体相場を押し上げる格好となっている。業種別では保険や自動車、海運などが値上がり上位となっている。個別株では全体の84%の銘柄が上昇した。

 個別では売買代金首位となったレーザーテック<6920.T>、同2位のディスコ<6146.T>などが上昇、ソフトバンクグループ<9984.T>も活況高。三菱重工業<7011.T>が買われ、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも上昇した。東京海上ホールディングス<8766.T>が値を上げ、商船三井<9104.T>など海運株も人気。八洲電機<3153.T>が値上がり率トップに買われた。メルカリ<4385.T>も大幅高。半面、三菱電機<6503.T>が軟調、ニトリホールディングス<9843.T>も売り優勢。Gunosy<6047.T>が急落した。

出所:MINKABU PRESS