qdc初のポータブルUSB DAC「QD1」

アユートは、qdcブランド初となるポータブルUSB DAC「QD1」を、9月21日に発売する。価格は27,500円。

「CS43198」のデュアル構成

インイヤーモニター(IEM)やヘッドフォンの性能を、スマートフォンやPCなどからでも手軽に引き出せるように開発したというブランド初のHi-FiポータブルUSB DAC。シーラスロジック製DACチップ「CS43198」をデュアルで搭載し、ハイスペックオーディオフォーマットをサポートするオーディオブリッジコントローラー「CT7601PR」も搭載した。

PCBAは厳しい音質性能要件に従って専用に構築しているといい、最大130dBのダイナミックレンジの確保と高出力/低歪率の両立、最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 256(DoP)再生を可能にしている。

出力は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスを装備。ゲインは2段階でハイゲイン時、アンバランス出力で2Vrms(無負荷)、バランス出力で4Vrms(無負荷)の高出力で、余裕を持ってIEMやヘッドフォンをドライブできるという。入力ポートはUSB Type-Cで、ケーブルは着脱式。編み込みで取り回しやすい約8cmのUSB Type-Cケーブルが付属する。

高音質フォーマットに対応する「Musicモード(UAC2.0)」と、Nintendo SwitchやPlayStation 5といった家庭用ゲーム機に対応する「eスポーツモード(UAC1.0)」の切り替え機能を備えており、接続するデバイスに合わせて切り替えられる。なお、デバイスからQD1を取り外すと初期設定のMusicモード(UAC2.0)に戻る。

筐体はアルミニウム製で、外形寸法は30×60×15mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約36.8g。