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どちらも新ボタン搭載、AIは間に合わず年内に。

AppleがついにiPhone 16・iPhone 16 Proを発表しました。今回一番大きなアップデートは、「カメラコントロール」なる物理ボタンが加わったことでしょう。あとはApple Intelligenceの機能もいろいろあるんですが、リリース直後は使えず、追ってソフトウェアアップデートで対応、となっちゃってます。

iPhone 16シリーズのデザインはiPhone 15シリーズとほぼ同じで、無印のほうのカメラがタテに並んでるのが微妙に違うくらいです。ただ今回iPhone 16 Proは、無印よりもサイズが大きくなっています。無印の普通サイズが6.1インチ、iPhone 16 Plusが6.7インチなのに対し、iPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチです。それ以外は無印とProで共通のハードウェアが目立ちましたが、Proのほうは4K・120FPSスローモーションみたいな高度なカメラ機能が入ってます。

色展開はいろいろで、iPhone 16 Proは噂にもなってた「茶色」もとい「デザートチタニウム」と、ナチュラル、ホワイト、ブラックの4種類。無印iPhone 16は、グリーン、ピンク、ブルー、ホワイト、ブラックの5色展開です。

気になるお値段は、iPhone 16が800ドル(日本価格12万4800円)、iPhone 16 Plusが900ドル(同13万9800円)、iPhone 16 Proが1000ドル(同15万9800円)、iPhone 16 Pro Maxが1200ドル(同18万9800円)となってます。プレオーダーは日本では9月13日開始で、出荷は20日からとなります。

「カメラコントロール」でますますプロっぽく

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「カメラコントロール」ボタンが登場

最近AppleがiPhoneを発表するときは、発表動画も「iPhoneで撮影」するのが恒例になってましたが、それでも結局いろんな追加の機材やら編集で完成度高めてるんでしょう?って気がしてました。でもiPhone 16・iPhone 16 Proにはカメラコントロールボタンがあることで、本当にプロのカメラマン気分が味わえる…と、Appleは言いたいみたいです。

カメラコントロールは電源ボタンの隣にできたボタンで、ここからカメラアプリを立ち上げたり、シャッターを切ったり、撮影時のいろんな設定をしたりできます。iPhone 15に搭載か?と言われた触覚ボタンがようやく日の目を見たんですね!

カメラコントロールを軽く押すと、ズームや露出といったコントロールが出てきて、完全に押すと写真が撮れます。シャッターボタン半押しで露出を固定し、完全に押してシャッターを切るっていう、カメラ専用機とまったく同じではないですが、Appleは2段階のシャッターをアップデートで追加すると言ってます。このカメラコントロールは、Kinoみたいなサードパーティアプリでも使えるようになってるそうで、これからいろんなクリエイティブな使い方が見られると思われます。

iPhone 16 Proでは4K120FPS撮影も

iPhone 16もiPhone 16 Proも、カメラ機能に細かいアップデートがあります。

まずiPhone 16 Proに関しては、超広角での解像度が1200万画素から4800万画素になり、ペリスコープレンズはPro Maxと同じ光学5倍ズームになります。さらに4K・120FPSでの撮影が可能になり、60FPS・30FPS・24FPSでのスローモーションができます。また「オーディオミックス」機能では、撮影後の音声を手軽に調整できるようになります。

ちなみにiPhone 16のカメラがタテに並んでるのは、空間ビデオ撮影のためです。ただ、Vision Proを持ってれば、どんな画像でもアートでも、VisionOS 2の力で擬似3Dにできるんですけどね。

iPhone 16にも新たなA18チップが搭載

今までの無印iPhoneには1世代前のチップが搭載されてたんですが、iPhone 16に搭載されたのは新しいA18 Bionicチップでした。で、iPhone 16 Proのほうは、A18 Bionic Proチップとなってます。ただ前者はGPUが5コアなのに対し、後者は6コアでディスプレイもProMotionと常時表示対応なので、グラフィックス系で選ぶならやっぱりiPhone 16 Pro・Pro Maxです。

iPhone 16・iPhone 16 ProはRAMもiPhone 15の6GBから増量して8GBになり、AI機能の動作を助けてくれるはずです。

iOS 18のアプデはどんな感じ?

iPhone 16・iPhone 16 ProはどのモデルもiOS 18搭載ですが、Apple Intelligenceの生成AI機能の多くはリリース当初は使えません。ChatGPTの統合も、カメラコントロールから呼び出せるGoogleレンズ風のAI機能も、「年内」とされてます。このGoogleレンズ風機能では、カレンダーにイベントを追加したり、目にしたものを買える場所を探したりできるみたいです。

iOS 18にはホーム画面のカスタマイズやRCS対応、その他もろもろの細かなアップデートがあります。今回発表のiPhoneを買わなくても、既存のiPhoneユーザー(でiOS 18が使える人)なら、何かしらの新機能が使えるようになると思われます。

AI系機能が使える時期について、BloombergのMark Gurman記者は10月と言ってましたが、9月20日にできてないものを10月に出して大丈夫なのかな?って気もします。通話の文字起こし機能と消しゴムマジック的な写真編集ツールも年内に利用可能、とAppleは言ってます。6月のWWDC 2024でAppleが言ってた「Image Playground」なる画像生成機能も、iPhone 16発売には間に合いませんでしたね…。

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