Bluesky」が、信頼性や安全性を高める施策として、嫌がらせや圧力などの有害な行為を防ぐための新機能をバージョン1.90で搭載したことを明らかにしました。

New Anti-Toxicity Features on Bluesky - Bluesky

https://bsky.social/about/blog/08-28-2024-anti-toxicity-features

📢 App Version 1.90 is rolling out now (1/11)

This release is focused on personal moderation controls, and includes a lot of new tools for reducing unwanted attention!

Open this thread for more details. 👀

[image or embed]— Bluesky (@bsky.app) Aug 29, 2024 at 1:31


◆引用投稿の分離

BlueskyにはXと同じく、他人の投稿を引用した上で自分のコメントをつけて投稿することができますが、中には引用で元投稿を中傷するようなケースがあります。そういった投稿を、元投稿の投稿者が切り離せるようになりました。

引用投稿が行われると、このように引用されている数が表示されます。



「引用」の部分をクリックすると、どんな引用投稿があるのかが表示されます。今回の場合は無害な投稿でしたが、嫌がらせに用いられる事例もあります。



投稿右下の「…」アイコンをクリックし、表示されたメニューの中に「引用を切り離す」が登場。



実行しようとすると確認ダイアログが表示されるので「はい、切り離します」をクリック。



すると、引用投稿が元投稿から切り離されました。



当該引用投稿で引用していた部分は「投稿者が削除しました」という表示に変化しました。



元投稿の「引用」の数はそのままでした。



しかし、「引用」をクリックしても切り離した投稿は表示されなくなっていました。



◆返信の非表示

投稿に対して返信があったときに、その返信を「自分にだけ非表示」にするか「全員に非表示」にするか選んで非表示にすることができるようになりました。



◆優先通知

「通知」メニュー内の設定に「優先通知を有効にする」というチェックボックスが登場しました。チェックを入れると、フォローしているユーザーからの返信と引用通知のみを受信できるようになります。他の通知条件は今後追加される予定だとのことです。



◆返信の表示方法の変更

これまでBlueskyでは、「投稿も返信も同じ可視性を持つ」と位置づけ、すべての返信をフォロー中のフィードに表示していましたが、今後はフィードに返信が表示される頻度を減らし、フォローしている2人以上の間での会話のみを表示するようになります。

また、この変更に合わせて、古い投稿に対して返信したときに、該当する古い投稿がフォロワーのフィードのトップに表示されるようになりました。過去投稿を掘り起こすときに再投稿する必要がなくなるほか、返信が分離されずつながって表示されるので見やすくなります。



このほか、リストの「スターターパック」「キュレーションユーザーリスト」の作成者をブロックすることで、当該作成者の作成したリストを除外できるようになります。

今後、BAN回避やボットネット、その他の有害なものへの対抗策をさらに講じていくとのことです。