とちぎテレビ

自転車のヘルメットの着用を推進しようと、警察は宇都宮市の企業などを着用推進アンバサダーとして委嘱しました。

自転車のヘルメット着用は、去年(2023年)4月に道路交通法が改正され努力義務となりました。しかし、着用がなかなか進まないことから、宇都宮中央警察署は、宇都宮市に本社があるホームセンターのカンセキと自転車ロードレースチーム・宇都宮ブリッツェンに自転車ヘルメットの着用推進アンバサダーを委嘱しました。

宇都宮市役所で行われた委嘱式で高橋修司署長が、カンセキと宇都宮ブリッツェンに委嘱状を手渡しました。今後、カンセキは店舗の自転車ヘルメット売り場を充実させるほか、宇都宮ブリッツェンは交通安全教室などで広報活動などを行っていく予定です。

宇都宮中央警察署によりますと、管内の今年7月末までの自転車が関係する交通事故は、前の年の同じ時期より9件多い79件発生していて、事故全体の41%を占めています。

77人がけがをしていて、そのうちヘルメットを着用していた人は10人で、着用率はおよそ13%ということです。

また、委嘱式で、今後の広報活動に使用するため、宇都宮市の協力で作成したロゴ「被れば愉快だ宇都宮」もお披露目されました。