とちぎテレビ

開業から1周年を迎えたLRT・ライトラインのさらなる利便性の向上に向け自転車をそのまま車両に持ち込むことができる「サイクルトレイン」の初めての実証実験が27日、地元の高校生も参加して行われました。

この試みは自転車が持ち込むことができる「サイクルトレイン」の安全な運用方法を検証しようと宇都宮市などが初めて取り組んだものです。

実証実験には県内の高校生による研究発表大会で「ライトラインを活用した観光誘客の研究」で最優秀賞を受賞した宇都宮白楊高校の生徒7人も協力し通学用の自転車を使って行われました。

宇都宮駅東口の停留場ではLRTの車両が停車した状態で自転車の利用者が車両や一般客と安全を確保しながらすれ違えるかどうかや自転車の待機する場所や向きなどについて生徒らと意見を交わしました続いて走行中に車両の揺れなどがあっても安定した状態で移送できるか検証が行われました。

生徒らは車内に自転車を持ち込むとスタンドで自立させたり専用のラックに乗せたりしました。そして自転車を安定させるため車両が停留場に止まっている20秒ほどの間にハンドルやかごをロープで固定する作業を終えられるかどうかについても検証しました。

宇都宮市によりますと今回の結果を踏まえ年内にもサイクルトレインを組み込んだツアーなどの実証実験を行う予定です。