とちぎテレビ

福田富一知事は26日、定例の記者会見を開き、パリオリンピックのレスリング女子76キロ級で金メダルを獲得した宇都宮市出身の鏡優翔選手に県民栄誉賞を贈ることを正式に決めたと発表しました。

オリンピックに初めて出場した22歳の鏡選手は、今月11日に行われたレスリング女子の最重量級76キロ級の決勝でアメリカの選手を破り、日本初の金メダルを勝ち取りました。1回戦で右目付近の骨を折るけがをしながらの偉業で、栃木県は、この功績を称えるため、県民栄誉賞を贈ることを正式に決め、今後、日程を調整して授与式を行う予定です。県民栄誉賞を受けるのは鏡選手で9人目となります。

また県は、「競泳男子400メートル個人メドレー」で日本競泳陣唯一のメダルとなる銀メダルを獲得した宇都宮市出身の松下知之選手と競泳男子100メートルバタフライで8位に入賞した真岡市出身の水沼尚輝選手、それに、陸上男子1600メートルリレーで6位に入った作新学院大学出身の佐藤風雅選手の3人に知事特別表彰の県スポーツ功労賞を贈ることも決めました。

一方、来月12日に告示、27日に投開票が行われる自民党の総裁選で栃木5区選出の茂木敏充幹事長の出馬が取り沙汰されていることについて「近く宇都宮市内で立候補の決意と支援の要請をするのではないかと見られ、掲げる政策が総理として実現できるよう党員としても県民の一人としても応援していきたい。人口減少対策や産業振興など地方が元気になるような施策を掲げてもらいたい」と述べました。