中国32歳エース、「最後のW杯挑戦」で激突の日本戦へ抱負「世界的強豪だが諦めない」
32歳ウー・レイが日本戦に向けて抱負
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月に開幕する。
日本代表(FIFAランキング18位)は9月5日の緒戦、埼玉スタジアムで中国代表(同87位)と対戦する。対戦相手の中国代表は8月21日にメンバー26人を発表し、すでに大連で合宿を開始している。
中国の要注意選手と言えば、FW武磊(ウー・レイ)だ。現在、中国国内リーグで24試合28得点と絶好調。かつてはスペイン1部リーグのエスパニョールにも在籍し、中国代表歴代2位となる36得点を記録している象徴的な存在である。
中国サッカーメディア「懂球帝」などが報じたところによれば、ウー・レイはインタビューで「実力的に、日本は世界的強豪チームだ」と発言。続いて「我々と彼らはもちろん差がある、しかし我々は諦めない。最終予選に進出し、アジアそして世界レベルの強豪と対戦できる機会を大切にしたい。決して諦めず、全力を出したい」と、日本戦に向けて抱負を述べている。
ウー・レイは今年で33歳。「すでにチーム内では年長者で、今回が最後のW杯挑戦になるだろう。必ずいい結果を残したい」と、自身にとって最後のW杯予選であることを明言した。
コメント欄のファンたちの反応は「(日本戦は)大敗しなければいい」と、あまり期待していない様子。また「ウー・レイは強豪国相手に点が取れてない」と批判する声もあったが、「パスも来ないのに彼を責めるのはおかしい」と擁護する意見もあった。
中国の象徴的ストライカーにとって、今回は日本と最後の対戦になるかもしれない。そのモチベーションは間違いなく高いだろう。スペイン時代はUEFAヨーロッパリーグ(EL)や、名門FCバルセロナ相手にも得点を決めたウー・レイを、日本代表も警戒する必要があるだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)