重賞初制覇を目指すシンフォーエバー(撮影:下野雄規)

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 「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するシンフォーエバー(牡2、栗東・森秀行厩舎)が、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)で無敗での重賞初制覇を狙う。

 シンフォーエバーは父Complexity、母Praising、母の父Pulpitの血統。父は18年の米G1・シャンペンSの覇者。現2歳が初年度産駒となる。今年のOBSマーチセールで30万ドルの値が付いた。

 今回と同舞台だった8月新潟の新馬(芝1600m)は、スローペースの逃げから直線で加速。最後は流す余裕を見せながら、2着に2馬身半差の完勝だった。血統的にはダート向きだが、走りを見る限り、芝ダート兼用の快足馬というイメージ。今回は相手強化に加え、逃げられなかった場合にどうかという課題もあるが、能力的には通用していい。

 藤田オーナーの所有馬は2歳重賞に強く、昨年はフォーエバーヤングがJBC2歳優駿と全日本2歳優駿、シンエンペラーが京都2歳Sを制している。シンフォーエバーは偉大な先輩に続くことができるか。今後を左右する一戦となりそうだ。