デビュー戦を快勝したスターウェーブ(今年6月撮影、ユーザー提供:リョッティーさん)

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 キングマン(Kingman)産駒の3億円馬として話題のスターウェーブ(牡2、美浦・武井亮厩舎)が、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)で3年ぶりの産駒重賞制覇を狙う。

 スターウェーブは父Kingman、母コスモポリタンクイーン、母の父Dubawiの血統。祖母のバーシバ(Barshiba)は09年と10年の英G2・ランカシャーオークスの覇者。伯母のアラビアンクイーン(Arabian Queen)は15年の英G1・インターナショナルSを制している。

 6月東京の新馬(芝1400m)は五分のスタートを決めて中団から。スローでもしっかりと折り合って進み、直線では内目に進路を取って抜け出した。着差は1馬身1/4だったが、推定上がり3Fは11.0-11.2-11.2と優秀。非凡な瞬発力の持ち主といえる。

 この世代にはもう1頭、キングマン産駒の大物候補がいる。プリティディーヴァは6月東京の新馬に続き、今月のダリア賞も快勝。来春の大舞台に向けて、着々と歩みを進めている。スターウェーブもここは通過点として、マイル路線の主役候補に名乗りを上げたい。