Photo: mio

Beats(ビーツ)から、約8年半ぶりにスピーカーが登場。

前作「Beats Pill+」が発売されたのは2015年。約8年の時を経て新登場したのが、この「Beats Pill」です。素人なりにいろんなポータブルスピーカーを試してきましたが、コンパクトなサイズ感でこれだけ存在感があるのはなかなかない。

ポータブルスピーカーってこんなに進化したのかと思わされるポイントが詰まっていて、もう当分はこのスピーカー以上のものには出会えない気がしています。

サイズ感からは想像できないほど、音がダイナミック

このBeats Pill、これだけコンパクトなのにとにかく音がダイナミック。

これくらいのサイズ感のポータブルスピーカーだと、音の発生源がはっきりとわかるような響き方をする印象だったのですがこれは違う。5畳ほどのわたしの書斎だと部屋中の空気が揺らされるような感覚なんです。

かつてのBeatsは低音寄りなイメージだったのですが、こちらはどの音域もバランスの取れた音。それでいて、低音を再生するウーファーの駆動力が28%、動かせる空気量が90%増加(Beats Pill + 比)しているのだとか。この低音が「いいオーディオで聴いている感」を一層高めてくれて、どのジャンルの音楽を聴いても違和感がないように感じました。

有線の「ロスレスオーディオ」が秀逸

電源ボタンを押しながらUSB-Cケーブルを繋ぐと、ロスレスオーディオ再生になります

付属のUSB-Cケーブルでデバイスと接続すると、CD音源により近いロスレスオーディオで音源を楽しむことができます。ロスレスオーディオだと若干音の粒が細かく聞こえるように感じました。といっても、有線接続ありきということはまったくなく、Bluetooth接続でも十分素晴らしい音質。

ロスレスオーディオだと充電しながら音源を再生できるので、わたしの場合家にいる時はMacBookにBeats Pillを繋ぎっぱなしにしています。そうすれば充電の減りを気にせずに使えますし。ちなみに、Bluetooth接続のバッテリー性能も最大24時間持続と頼もしい。

Apple製品と相性がいい

実際に半月ほど使ってみて感じたのは、やはりBeatsとApple製品の相性の良さ。脱衣所にいる時はiPhone、書斎にいる時はMacBookから…というふうに、1日の中で何度か繋ぎ直してもストレスがないんです。

Apple Musicはロスレスオーディオにも対応しているし、Appleユーザーならばより使いやすいかと。

カラーは全3色

Image: Beats
手前から、シャンパンゴールド、ステートメントレッド、マットブラック

カラーはシャンパンゴールド、ステートメントレッド、マットブラックの3色です。

IP67等級の防塵・耐水性能を備えたBeats Pillの、背面や上部のボタン部分はシリコーン素材。ボタンは4つだけでシンプル、かつ凹凸があるのでノールックでも感触だけで操作できるのも気に入りました。

今回、このBeats Pillを8月8日の発売に先立ってお試しさせてもらったのですが、こうして出会っていなくても買っていただろうな。そう思わされるほど満足感のある一台でした。

Photo: mio

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