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 大阪・関西万博協賛「第67回オールスター競輪」(優勝賞金6100万円)と「女子オールスター競輪」(優勝賞金310万円)は15日、平塚競輪場で3日目を開催。4Rは犬伏湧也(29=徳島・119期)が快速捲りを披露した。

 屈辱の9着から20時間後、犬伏が本領発揮となる快速捲りを披露した。

 カマした藤井侑吾を追いかけてのバック捲りはグングンと加速。後ろの岩津裕介も離れた一撃は上がり10秒8をマークした。

 犬伏は「バックで藤井さんを捉えるくらいの気持ちで行った。脚見せでは重い感じもしたが、レースが始まったら大丈夫。昨日がふがいなかったので、1着を獲れて良かった」とホッとした様子だ。

 20時間前の初戦はパリ五輪から帰国直後の太田海也の後ろを選択。ファンが夢見る快速タッグはあっけなく崩壊した。「うまくしのげればよかったが…。技術を上げていくしかないですね」。今後増えるであろう番手戦への糧となるはずだ。

 昨年のオールスターはオリオン賞6着から3連勝で決勝に乗った。今年も…。「気持ちも切り替えられている。暑いけど、体はしっかり動いているし、今年も決勝目指したい」と力強い。犬伏の再進撃が始まった。