帰省や旅行時のロングドライブで車内を快適にしてくれるカーグッズ5選
【夏のロングドライブ快適化アイテム】
夏は帰省や家族でのお出かけなど、ドライブの機会が増える季節ですが、久しぶりに子どもを乗せたりすると車内のニオイなどが気になることもあります。長時間のドライブになると、車内で感じるストレスは少しでも軽減しておきたいところ。クルマの中で快適に過ごすためのアイテムをセレクトしました。
■車内の消臭グッズは進化が著しい
昔は乗り込むと独特の匂いがするクルマも少なくありませんでしたが、近年は消臭グッズも進化しています。『カー・グッズプレス』編集部の常國伸太郎さんは以下のように話します。
「消臭系グッズはスプレー式だけでなく、据え置き式、噴霧式など種類も多く、充実しています。車載用空気清浄機も花粉やホコリだけでなくリラックス効果なども期待できるため人気です。なかでもオゾン発生機や光触媒などは車内での食事後のニオイをスピーディに浄化するのに効果的。また、好みの香りをセットして楽しめるアロマディフューザーもヒット商品のひとつですね」
帰省などで普段は乗せない人と同乗する機会も増える時期ですので、車内の消臭には気を遣っておきたいところ。多くの人を乗せてのロングドライブをする場合には、容量の大きなダストボックスや、大きめの傘を収納するケース、車内でくつろげるクッションなども用意しておくと喜ばれるかもしれません。そんな車内の快適グッズをピックアップしました。
カー・グッズプレス編集部/常國伸太郎さん
クルマ専門誌、カー用品専門誌の編集・執筆に25年以上携わる。兄弟誌「カー・グッズプレス」の制作をはじめ、「カー・グッズプレスWeb」も担当している。
1. 光触媒とフィルターで空気を浄化
車内の除菌消臭にはセンターコンソールやドリンクホルダーに設置できるタイプが便利。ケンウッドの「光触媒除菌消臭機 CAX-PH100」(実勢価格:5280円前後)は、シガーソケットから給電して使えるほか、手をかざすだけで電源ON/OFFや風力調整などができるタッチレスセンサーを採用しているので、目線を動かさずに操作できるのがメリットです。
光触媒と高性能フィルターで浄化された空気をマイナスイオンとともに放出する仕組みで、紫外線の光を受けることでウイルス・雑菌・タバコなどの嫌なニオイを除菌・消臭。フィルターは花粉やPM2.5を捕集します。フィルターは交換可能なので、長期間の使用が可能。USB-Aポートからの給電にも対応しているので、自宅やオフィスでも使えます。
>> ケンウッド「光触媒除菌消臭機 CAX-PH100」
2. 大容量のダストボックス
大人数でのロングドライブには、大きめのダストボックスも用意しておきたいところ。ボンフォームの「7254-72 リプリーブ ダストボックス」(実勢価格:2500円前後)は、使用済みのペットボトルなどのリサイクル素材から作られた再生ポリエステル繊維のRepreve(リプリーブ)を使用し、16x16x26cmというサイズが魅力です。
中身が見えにくいフタ付きで、ゴミ袋を掛けるフック付きなので、溜まったゴミを捨てるのも簡単です。中生地に防水素材を使用しているので多少の水濡れも心配ありません。
周囲にはメッシュポケットがついていて、スマホなどの小物も収納可能。アタッチメント付のベルトでコンソールやヘッドレストにかけて使うこともできます。
>> ボンフォーム「7254-72 リプリーブ ダストボックス」
3. 置き場に困る傘などの収納ケース
最近は突発的なゲリラ豪雨も激しくなっていて、傘を車内に備えている人も多いかと思いますが、長さがあるので意外と収納に困るもの。特に一度濡れてしまうと、雫が車内を濡らしてしまうのも気になります。
ボンフォーム「7418-66 ロングマルチケースII」(実勢価格:1480円前後)は、裏面にPVCコーティングを施したポリエステル素材のケース。100x20cmのサイズで傘やサンシェード、スノーブラシなどが収納できます。
取り出し口は左右どちらからでも開くWファスナーを採用し、横側まで開くので出し入れがしやすいのもポイント。ヘッドレストやシート下部にコードロック付きのヒモで簡単に取り付けることもできるので、車内で邪魔にならずに傘などを収納しておけます。
>> ボンフォーム「7418-66 ロングマルチケースII」
4. 長時間ドライブの休憩を快適&リラックスに
クルマのシートは、姿勢が固定されてしまいがちなので、長距離ドライブでは意外なところが疲れてきます。カーメイトの「NZ320 シャーミング すみっこクッション」(4980円)は、その名の通り、車内のすみっこに収まる形状のクッション。車両サイズの小さいクルマでも、後部座席でくつろげるように考案されたデザインです。
上部はふんわりとした感触で、くぼみの部分は弾力のあるもっちりとしたフィーリング。下部はしっかりと体をささえる密度の高い綿を用いています。クッション表面には超極細のマイクロファイバー繊維の起毛生地を採用。抱き枕やアームレストとしても使用できるので、ロングドライブの強い味方です。
>> カーメイト
5. ハンズフリー通話も快適に
長い時間運転していると、その間に電話がかかってくる機会も多くなります。高速道路を走っているとクルマを停めるわけにもいきませんし、かといってイヤフォンを付けたまま運転を続けるのも不快…。そんなシーンで役立つのがサンワダイレクト「車載 Bluetoothスピーカーフォン」(4980円/サンワダイレクト限定商品)。サンバイザーに装着して使えるワイヤレスのスピーカー&マイクです。
携帯電話とはBluetoothで接続し、2台同時の待ち受けが可能。ノイズキャンセリング機能や3W出力のHi-Fiスピーカーを採用し、相手の声もこちらの声もクリアに聞き取れます。
バッテリー内蔵で、最大1000時間の待ち受けに対応。最長で17時間の連続通話も可能です。大きめのボタンのほか「Yes」という発生でもかかってきた電話に出られるのもありがたいところです。
>> サンワダイレクト
>> 【夏のロングドライブ快適化アイテム】
<取材・文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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