取材に応じたドジャースのトミー・エドマン【写真:川村虎大】

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エドマンが明かした本音「自分の名前はないと思っていた」

 大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースは30日(日本時間31日)のトレード期限直前にジャック・フラハティ投手ら大量補強を敢行した。この日、カージナルスとホワイトソックスの三角トレードで加入したトミー・エドマン内野手とマイケル・コペック投手が取材に応じ、心境を明かした。

 29歳のエドマンは2019年にカージナルスでメジャーデビュー。2021年には二塁手部門でゴールドグラブ賞を獲得した。母が韓国出身の韓国系アメリカ人で、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では韓国代表でプレーした。昨季は137試合出場で打率.248、13本塁打、47打点、27盗塁。今季は開幕前に右手首を痛め、メジャーでの出場はない。

 リハビリ中のトレード移籍。「ILに入っている選手がトレードされたことはあまりないと思うから、トレードはとてもショッキングだった。自分の名前はないと思っていた」と本音も漏らす。それでも地区首位への移籍は光栄なこと。「長いこと外からみてきて、成功を何度も収めていると思う。その一員になれて嬉しい」と気持ちを切り替えた。

 現在は右手首の状態は良好。足首の捻挫で未だ復帰できていないが、2週間前からリハビリに励んでいる。具体的な復帰は未定ながら「どのポジションでも準備ができる」と自信を見せた。

 また、コペックは30日(同31日)時点で30球団最弱の借金56のホワイトソックスから地区首位のドジャースへ移籍。「今まで山あり谷ありだった。でも、それも野球」と自分に言い聞かせるように話し、「このチームは常勝軍団だ」「ここに来れて興奮している」と喜んだ。

 トレード期限はこの日で終了。ドジャースは直近2日で6人が加入した。各球団新たな戦力を加え、世界一へラストスパートをかける。(川村虎大 / Kodai Kawamura)