日本自動車販売協会連合会(本部・東京都港区、小栗七生会長)が7日に発表した軽自動車を除く10月の国産新車販売ランキングによれば、9月に9カ月ぶりにトップに躍り出たホンダ<7267>の「フィット」が5位に転落、代わってトヨタ自動車<7203>の「カローラ」が4カ月ぶりに首位に返り咲いた。

 「カローラ」は10月10日、10代目となる新型が発表されたのが奏功し、6月以来の首位奪還となった。

 9月にはミニバンの「セレナ」をはじめ、「ノート」「ティーダ」「キューブ」と一挙に4車種がトップ10入りを果たした日産<7201>だが、10月は低調で唯一「セレナ」がランク入りしたものの、前月の5位から8位に順位を下げた。

 ベスト10以内に入ったのはトヨタ以外では、ホンダが2車種、日産は1車種。30位以内ではマツダ<7261>「デミオ」(17位)とスズキ<7269>「スイフト」(19位)、富士重工<7270>「レガシィ」(30)と3社からそれぞれ1車種ずつランキング入りしている。

    ◇10月上位10車種と販売台数は次のとおり◇

順位  通称名    メーカー名   台数  対前年同月比
1  カローラ     トヨタ   13,010    114.7
2  ヴィッツ    トヨタ    9,923    102.9 
3  エスティマ    トヨタ    7,259  307.8
4  ストリーム    ホンダ    6,993 1248,8
5  フィット     ホンダ    6,723 74.3  
6  クラウン     トヨタ    5,580 78.2
7  プリウス     トヨタ    5,465 179.1
8  セレナ      日産     5,247 75.1  
9  ウィッシュ    トヨタ    5,167 65.6
10  ラクティス    トヨタ    4,978 50.5
【了】

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