手足口病が大流行中! きちんと知って、予防しよう! 漫画でチェック【おしえて!トリートマン】
子どもがかかりやすい病気について、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。
CA6による手足口病は、高熱が出たり発疹が広範囲にみられたりすることがあります。ほとんどは小児がかかる病気ですが、成人がかかると「高熱」「発疹」「痛み」「倦怠感」など症状が子どもより重くなりやすい傾向にあるので、大人も注意が必要です。1〜3週間後に手や足の皮がむけたり、皮膚の炎症後に色素沈着を起こしたりすることもありますが、時間はかかるものの徐々に治っていきます。
2024年の手足口病は発熱や発疹に要注意!
真夏に流行するウイルス性感染症の一種、手足口病。その名の通り、口の中の粘膜や、手足の指や手の平、足の裏をメインに水疱性の発疹が出るのが特徴です。今年の夏は大流行中! 患者数が警報レベルの目安を超える都道府県も増えてきました。ウイルスの型が複数ある病気で、その年ごとに流行する型が変わり、今年、2024年はコクサッキーA6(CA6)がかなり多くなっています。予防がとにかく大切! 手洗いをしっかりと
手足口病は、熱が下がって食事がいつものように食べられるようになったら、登園や登校も可能に。手洗いをしっかりするなどの予防がとても大切です。帰宅時や食事の前、おむつ替え・お手洗いの後などに、きちんと手洗いをしましょう。便にもウイルスが含まれていることを頭に入れておいて。アルコール消毒は効かないウイルスなので、せっけんと流水でしっかり洗い流すことが大切です。監修/工藤紀子
小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。 https://noriko-kudo.com/
作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
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