漫画「習字教室に通う受験生の話」のカット(忍者ママさん提供)

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 思いがけない答えに感動した出来事を描いた漫画「習字教室に通う受験生の話」が、Instagramで1万2000以上のいいねを集めて話題になっています。

 作者が教えている習字教室に、小学生の頃から通っている中学生の男の子。受験勉強や部活で忙しくなるので、これからも習字教室に通い続けるのか質問すると…。読者からは、「最高の褒め言葉ですね」「うちの子も同じ理由で習字続けています」「これは感動しちゃう!」などの声が上がっています。

習字教室ではリーダー的存在の中学生

 この漫画を描いたのは、漫画家の忍者ママさんです。Instagramで日常生活や子どもの頃の出来事を漫画にして発表しています。忍者ママさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.今回、漫画「習字教室に通う受験生の話」を描いたきっかけを教えてください。

忍者ママさん「子どもには周囲の人を幸せな気持ちにさせる力があることを表現したかったので、漫画にしました」

Q.この男の子は、どのくらい習字教室に通っているのですか。

忍者ママさん「小学校4年生から通い始めたので、5年ほどです。小学生の頃は、思うように書けないと泣きべそをかいていることもありました。でも先日、そんな彼から『先生って、お習字以外はけっこうポンコツだよね』と、生意気なことを言われてしまいました(笑)」

Q.男の子の言葉を聞いたとき、どう思いましたか。

忍者ママさん「リーダー的存在の彼が抜けると、教室の空気が変わってしまうだろうと感じていたので、辞めてほしくはなかったのですが、高校受験に向けて勉強を頑張ってほしいという気持ちもあり、教室の継続は彼の意思に任せていました。なので、彼が『続ける』と言ってくれたこと、それから彼の成長をあと1年見られることがうれしかったです」

Q.習字教室には、どれくらいのお子さんたちが通っているのでしょうか。

忍者ママさん「女の子1人、男の子10人という男の子ばかりの教室です。生徒同士は兄弟のような関係で、私のことは『半分お母さん、半分友達』という感じかと思います」

Q.漫画「習字教室に通う受験生の話」について、どのような意見が寄せられていますか。

忍者ママさん「うれしいコメントをたくさん頂きました。『ここは落ち着くなんて、最高な褒め言葉ですね』『学校と家庭以外にそう思える空間があるのはいいですね』などの声がありました」