「板倉さんの気になるギア〜焚き火台編〜」【インパルス板倉の出張!趣味チャンネル】
【インパルス板倉の出張!趣味チャンネル】
サバゲーやアウトドアなど多趣味を持つ板倉さんは、その様子を自身のYouTubeチャンネルでも公開中。ここでは“出張版”として、板倉さんが趣味に関するモノやコトに触れ、さらに満喫するためのヒントを探っていきます!
<vol.02>
「板倉さんの気になるギア 〜焚き火台編〜」
板倉さんが注目しているというコールマンのファイアーディスク。今回は製品の企画担当者に製品の魅力を直接教えてもらいました。
<今回ご紹介いただいたのはこちらの方!>
ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社
コールマン事業部 マーケティング本部 プロダクトグループ アソシエイトマネージャー/齊藤雄一さん
2011年にプロダクトマネージャーとして入社。商品企画やマーケティング戦略立案の業務を10年以上経験。ファイアーディスクのほか、インフィニティチェア、バタフライテーブル、アウトドアワゴンなど人気の商品を生み出し続けている。グッドデザイン賞を6度受賞
――気になる焚き火台「ファイアーディスク」ですが、どんな点に注目されているんでしょうか。
板倉さん(以下敬称略):今は前号でも紹介したTOKYO CAMPの焚き火台を使っているんですけど、受け皿の空気穴から火の粉が漏れて芝生サイトだと焚き火シートじゃダメだってコメントを見て。それじゃあって下に敷く鉄板も買ったんですけど、あれ重いんですよね。だったら「ファイヤーディスク」なら穴も空いていないし良いかもって。でもこれって空気が入らないから燃えにくいってことじゃないんですか?
齊藤さん(以下敬称略):それは開発当時にもよく言われました。結論から言うとよく燃えます。確かに焚き火台は空気穴のあるものが主流です。でもそれは(V字型や箱型形状だと)薪の周りに壁があるから。「ファイヤーディスク」なら周りが開けているので、そもそも空気穴はいりません。
板倉:持ってみてもいいですか? お! 思ってたより軽い。しかも(金属板が)薄いですね。
齊藤:焚き火台の多くはまっすぐな板を使っていますが、それだと厚くしないと変形してしまう。でも一枚の板を曲面状に曲げることで、熱でほとんど変形しなくなるので、結果薄くできるんです。要するに鍋と同じですね。
▲実際にご用意いただいたシリーズ三製品を見比べながら、気になるコトを次々と質問!
――このユニークな形状にはそれに至る理由があったんですね。
齊藤:はじめはいろいろ言われましたよ。大相撲でよく見る大盃みたいだとか(笑)。
板倉:俺は(ガンダムシリーズに登場する)ギャンのミサイルシールドみたいだなって思いました(笑)。3サイズあるけど、「ソロ」以外なら市販の薪を切らなくても済みそう。
斎藤:「マックス」なら受け皿に余裕があるので薪の組み方を考えなくても焚き火が楽しめますよ。
板倉:「マックス」のフチだけほかと形状が違うんですね。
齊藤:そこに注目した方は初めてです! くるっと外側に巻いているんですよ。それには理由があって、「マックス」の大きさだと金属板がぐにゃぐにゃ曲がってしまうんです。でもこの加工のおかげでちゃんと安定します。これは、実は紙コップからヒントを得ているんです。
板倉:しかも加工が滑らか。もし今からキャンプをはじめるとして、焚き火台はいろいろ試さなくてもこれ一台で済んじゃいますね。
齊藤:そうですね。もともとビギナーでも設置や片付けができるだけ簡単にできるよう企画した製品です。「簡単すぎる焚き火台」と言うユーザーもいるぐらい。動画を観ていると、板倉さんはキャンプ場で結構いろんなこと挑戦していますよね。そんなとき、この焚き火台ならきっと面倒な手間を減らせると思いますよ。
▲なんと「マックス」のフチがほかと違うことに気がついた板倉さん。視点が細かい!
板倉俊之
1978年1月30日生まれ。堤下敦とお笑いコンビ「インパルス」を結成。芸人活動だけでなく、小説やエッセイを執筆し作家としても活躍している。YouTube「板倉 趣味チャンネル」では愛車のハイエースとともに車中泊やキャンプを楽しんでいる様子を公開中。X:@itazuratoshiyuk、YouTubeチャンネル:youtube.com/@user-dk9ms9rh1d
■シンプルゆえに使いやすい焚き火台のベストセラー
コールマン
「ファイアーディスク」(8690円)
「ファイアーディスクマックス」(1万4960円)
「ファイアーディスクソロ」(5390円)
▲「ファイアーディスク」使用時サイズ:約φ45×23(h)cm、収納時サイズ:約φ46×8.5(h)cm、重量:約1.6kg
▲「ファイアーディスクマックス」使用時サイズ:直径60×23(h)cm、収納時サイズ:直径60×10(h)cm、重量:約2.2kg
▲「ファイアーディスクソロ」使用サイズ:約Φ30x16(h)cm、収納サイズ:約Φ32X10(h)cm、本体重量:900g
コールマンが誇る人気焚き火台シリーズ。その使い勝手の良さが多くのキャンパーから支持され、2021年にコンパクトな「ソロ」、2023年には大人数向けの「マックス」が発売され、それぞれがヒット商品に。
折りたたまれた脚を立てるだけの“3秒設営”は誰もが使いやすく、また円盤型の受け皿は通気性に優れ燃えやすい。耐荷重は約25kg(ソロ)〜約30kg(マックス)とシンプルな見た目以上にタフな設計。別売りのスタンドを使用すればダッチオーブンも設置可能だ。
1.シリーズにはマックスからソロまで3サイズをラインナップ。使用シーンや人数などで使い分けたい!
2.脚部は折りたたみ式。使用時には十分な高さを確保しつつ、収納すれば薄く持ち運びやすい
3.構造はいたってシンプル。薪組みの自由度も高く、掃除も簡単
4.BBQをしたいときには付属の焼網が便利。一部が空いており、炭の継ぎ足しもラクなのが嬉しい
<3サイズから板倉さんが選ぶなら?>
今から道具も全部揃えなおすならノーマルな「ファイヤーディスク」かな。最初の焚き火台が市販の薪が入らずノコギリ地獄を経験したので、薪がそのまま乗っかるやつが良いです。あとは車の積載量の問題。野球のスタメンじゃないですけど、誰かが入ると誰かを抜かないと。厳しい世界です。
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号120-121ページの記事をもとに構成しています>> 連載【インパルス板倉の出張!趣味チャンネル】
<取材・文/GoodsPress編集部 写真/湯浅立志(Y2)>
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