どうしても「1万円札」を崩したい…!コンビニでドリンク1杯を”1万円札”で支払うのは迷惑?
バス代金の支払いに1万円札を使えないケースがある
まずは、バス代金の支払いに1万円札が使えるのかを見てみましょう。
東京都交通局の質問コーナーによると、バス運賃の支払いに使える紙幣は1000円札のみで、1万円札は使えないと記載があります。都営バスは全路線で、交通系ICカードが使えるようです。そのICカードへバス内でチャージする際も、1000円札のみの使用となっています。
小銭を持っていないときや1000円札の手持ちがない場合、バス代金の支払いは難しいでしょう。ただしバスによって支払い方法は異なりますので、ご利用のバスがどうなのかを事前に確認しておくと安心です。
少額の支払いに1万円札を使うことはマナー違反なのか?
1000円未満の支払いに1万円札を使う場面について、次はスーパーマーケット・コンビニエンスストア・小売店の対応について考えてみます。
スーパーマーケット
スーパーマーケットでは対応するスタッフの人数も多く、利用する客の数も多いでしょう。中型~大型のスーパーマーケットであれば、店側は必要なお釣りの金額を適切に設定し、用意している可能性が高くなります。
最近は、商品の読み込みから会計までを買い物客自身が行うセルフレジ、読み込みはお店のスタッフが行いレジのみを買い物客が行うセミセルフレジも見られます。1000円に満たない少額の買い物に1万円札を使用しても、気にせずに会計ができるでしょう。
コンビニエンスストア
次に、コンビニエンスストアについて考えてみます。
スーパーマーケット同様、来客数の多いコンビニエンスストアにも、小銭・1000円札・5000円札がストックされていることが想定できます。ただし店舗によっては、特定の紙幣や小銭が不足している場合もあるでしょう。その際、レジ横などで周知されていることがあります。
また、コンビニエンスストアもセルフレジやセミセルフレジが浸透しつつあり、直接店員の方にお金を渡さずに会計できるケースも増えています。この場合であれば、店員の目を気にせず1万円札での支払いは可能でしょう。
小売店
一方で、小売店や個人営業の店舗などでは、1万円札での支払いに用意してある釣り銭では対応できない可能性もあるでしょう。
さらに小売店は少人数でお店を運営している場合もあり、忙しいときに両替が必要になると、お店の営業に支障をきたす可能性もあります。小銭で支払いが可能な場合には、1万円札の使用は避けた方が無難です。
少額での会計時に1万円札を使用しても問題ないかは、お店の規模や状況に応じて考えることが大切です。
バスでは1万円札を使用できないケースが多い。スーパーなどでは使用できる可能性が高いが、事前に確認すると安心
バスの代金を支払う際に、1万円札は使用できないこともあるでしょう。あらかじめ交通系ICカードに必要な金額をチャージし、準備しておくといいでしょう。駅で1万円札を使って1000円チャージすれば1万円札を崩せます。
少額の会計時に1万円札を使用しても問題ないかどうかは、お店の状況で考える必要があります。中型~大型スーパーマーケットやコンビニエンストア、セルフレジを導入している店舗では、1万円札を使用しても問題がない可能性が高いと考えられます。
反対に、小売店などでは釣り銭が十分に準備されていないケースも想定できるため、1万円札の使用を断られるケースもあるかもしれません。使用できるか不安な場合には、事前に店員に確認するといいでしょう。
出典
東京都交通局 よくあるご質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー