【阪神】岡田監督再び愛のムチ炸裂か 佐藤輝明、大山悠輔に続き、森下翔太が登録抹消に至った理由とは

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森下の豪快な打撃はチームに必須のピースと見られる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神のロマン砲、森下翔太が7月6日、登録抹消となった。

 森下は2日の広島戦(マツダ)を最後に3試合連続でベンチスタート。5日のDeNA戦(甲子園)は延長10回に守備から途中出場し、その裏の攻撃で打席に立つも、空振り三振に終わっていた。

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 今季がプロ2年目の森下は73試合で打率・232、6本塁打、30打点の成績。

 2軍降格となれば昨年6月9日以来、プロ3度目。ここまでもがく若虎には岡田彰布監督も要所で手を差し伸べてきた。リーグ戦再開前の6月下旬の全体練習時には改めてスイング改造を指示。森下はオフから「回旋打法」に取り組んできたが、なかなか結果に結びつかないとあって、異例の直接指導も行っていた。

 しかし7月に入っても6打席無安打、ベンチを温める機会も増えていることで勝負の夏を見据えて、ファームでの再調整を命じたと見られる。

 一方、貧打が課題とされるチームにおいては、今季主軸がファーム調整する機会が増えている。

 最初に降格となったのは佐藤輝明。5月15日に抹消、6月7日に再昇格。最近では1試合2発を放つなど復調気配となっている。

 4番の大山悠輔もファーム調整の時期を過ごした。打率1割台と低迷したことで6月5日に抹消、リーグ戦再開にあわせて21日に再昇格となった。

 昨年日本一となったチームも今季はつながらない打線に苦しんでおり、指揮官の岡田監督自らが前面に立って、ハッパをかけるシーンも目立っている。「聖域なきチーム改革」を進めることで、昨年の日本一メンバーに刺激を与え、違った上積みを求めようとしている。

 昨年独走した阪神がもたついていることもあり、混セとなっている今季。勝負の夏場を見据えても昨年10本塁打をマーク、日本シリーズでは新人最多打点の7打点をあげた若虎の力を求められる時期が必ず出てくる。今回の降格を森下は糧にできるか。今後の取り組みも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]