パリ五輪への参加はなくなった遠藤。(C)Getty Images

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 7月3日にパリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバーが発表された。24歳以上のオーバーエイジ枠はなしで、出場に意欲的だったリバプールの遠藤航も招集されなかった。

 これを受けて、リバプールの専門メディア『LIVERPOOL.COM』は、「モハメド・サラーとエンドウがパリ五輪に出場しないことが確認されたが、これはレッズの準備にとって大きな後押しとなるだろう」と報道。アルネ・スロット新監督が戦術を浸透させるプレシーズンに、両選手が不在になる事態を回避したと喜んだ。

 そのうえで、同メディアはイプスウィッチとのプレミアリーグ開幕戦の予想スタメンを掲載しているのだが、なんと遠藤が外れている。アンカーは、取り沙汰される新戦力ではなく、2023−24シーズンの前半に“6番”で主にプレーしたアレクシス・マカリステルが入っている。

 記事は「マカリステルかエンドウがプレーする可能性がある」と綴っているものの、後者は同シーズンの後半に不動のレギュラーとしてプレーしてきただけに、やや驚きだ。
【画像】地元メディアによるリバプールの開幕スタメン予想
 同メディアの予想スタメンはこうなる。システムは4−3−3で、GKはアリソン・ベッカー、最終ラインは右から、トレント・アレクサンダー=アーノルド、新戦力のCBかイブラヒマ・コナテ、フィルジル・ファン・ダイク、アンドリュー・ロバートソン。アンカーがマカリステル、インサイドハーフは右がドミニク・ソボスライ、左がカーティス・ジョーンズ、3トップが右から、サラー、ディオゴ・ジョッタ、新戦力のFWという布陣になっている。

 ただ、これはあくまで現時点のもの。まだチームは始動すらしておらず、EUROやコパ・アメリカに参戦している選手も少なくない。ここから退団や補強もあるだろう。

 レギュラー争いという点においては、五輪不参加が遠藤にとってプラスに働くのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部