「ぞーぺん」は多機能Twitterクライアント「TwitPane」の開発者であるたけうちひろあき氏が開発したAndroid用SNSクライアントで、Bluesky・Mastodon・Misskeyといった複数のSNSを同時管理できる多機能アプリです。ぞーぺんには「タイムラインをどこまで読んだか記録して再起動時に続きから読む機能」「複数のアカウントを同時に管理する機能」「画面の配色やフォントサイズなどを細かく調整する機能」など大量の便利機能が備わっているので、試しにBlueskyクライアントとして使ってみました。

ぞーぺん for Bluesky & Mastodon - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.zonepane

・目次

◆1:アプリパスワードの設定

◆2:ぞーぺんのインストールと初期設定

◆3:既読位置を保存して続きから読める

◆4:好みのタブを追加して効率良く情報収集

◆5:複数のアカウントを同時管理可能

◆6:外観の細かいカスタムも可能

◆7:機能を追加できるサブスクもあり

◆1:アプリパスワードの設定

Blueskyでは、サードパーティーアプリからのログインの際にアプリごとに異なる「アプリパスワード」を作成してセキュリティを強化することが推奨されています。アプリパスワードを作成するにはBluesky公式アプリを開いて「設定」をクリックしてから「アプリパスワード」をクリック。



「アプリパスワードを追加」をクリック。



アプリパスワードに名前を付けて、「ダイレクトメッセージへのアクセスを許可」にチェックを入れてから「アプリパスワードを作成」をクリック。



すると、アプリパスワードが生成されるので、どこかにメモしておきます。この画面を閉じるとアプリパスワードは二度と表示されないので注意。



◆2:ぞーぺんのインストールと初期設定

続いて、ぞーぺんをスマートフォンにインストールします。まず、以下のリンクをタップしてGoogle Play上の配布ページを開きます。

ぞーぺん for Bluesky & Mastodon - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.zonepane

ぞーぺんの配布ページを開いたら「インストール」をタップ。



インストールが完了したら「開く」をタップしてぞーぺんを起動します。



ぞーぺんの初回起動時にはMastodon・Misskey・Blueskyのいずれかのアカウントでログインするように求められます。今回はBlueskyクライアントとして使いたいので「Blueskyにログイン」をタップ。



Blueskyのハンドル名と、先ほど作成したアプリパスワードを入力して「ログイン」をタップ。



通知の許可を求められたら「許可」をタップ。



これでぞーぺんをBlueskyクライアントとして使えるようになりました。



◆3:既読位置を保存して続きから読める

SNSを使っていると「タイムラインの途中まで読んでからアプリを閉じると、再度アプリを起動した際にタイムラインの先頭まで移動してしまって続きから読めない」という状況に遭遇しがちです。ぞーぺんにはタイムラインの既読位置保存機能が搭載されており、アプリを終了しても再起動時にタイムラインを続きから読めます。

実際に、タイムラインの以下の位置まで読み進めた状態でぞーぺんを再起動してみます。



Androidのタスク管理画面からぞーぺんを完全終了。



そして、ぞーぺんをもう一度起動します。



すると、前回アプリを終了した際に表示していた投稿が再表示されました。ぞーぺんではこんな感じにタイムラインの既読位置を保存して続きから読めるので、「タイムライン上の投稿をあますことなく確認しておきたい」という時にお役立ちです。



◆4:好みのタブを追加して効率良く情報収集

ぞーぺんでは「タイムラインを表示するタブ」「自分の投稿を表示するタブ」「通知を表示するタブ」といったように各種情報をタブごとに管理可能で、タブは左右のスワイプで切り替えられます。Blueskyの場合、「フィード」と「リスト」を新たなタブとして登録可能なので、試しに「Blueskyの開発者だけを集めたリスト」をタブとして登録してみます。

まず、画面左上の赤枠で囲ったボタンをタップ。



「タブのと通知と並び替え」をタップ。



タブ管理画面が表示されたら画面右下の「+」をタップ。



「リスト」をタップ。



追加したいリストをタップ。今回はあらかじめ作成しておいた「Blueskyの開発者だけを集めたリスト」を選択しました。



リストが追加されたら右側のボタンを長押ししながらスワイプしてリストを好みの位置に並び替えます。



リストの並び替えが完了したら「OK」をタップ。



これで左右のスワイプだけで「Blueskyの開発者だけを集めたリスト」を閲覧できるようになりました。



◆5:複数のアカウントを同時管理可能

ぞーぺんでは複数のアカウントを同時に管理することもできます。ぞーぺんで管理するアカウントを追加するには、画面右下の赤枠で囲ったボタンをタップしてから「アカウント」をタップ。



続いて「アカウントを追加」をタップ。



今回はBlueskyのアカウントを追加したいので「Blueskyにログイン」をタップ。



追加したいアカウントのハンドル名とアプリパスワードを入力して「ログイン」をタップ。



これで、アカウントを追加できました。



管理中のアカウントは、画面左上のボタンから切り替えられます。



◆6:外観の細かいカスタムも可能

ぞーぺんには外観を細かくカスタムする機能も搭載されています。配色をカスタムしたい場合は画面右下の赤枠で囲ったボタンをタップしてから「設定」をタップ。



次に、「テーマとデザイン設定」をタップ。



この画面で背景色や文字色を細かくカスタムできます。



また、テーマ一覧から作成済みのテーマを選択することも可能。



「Dark」テーマだとこんな感じ。テーマをもとに背景色や文字色をさらに細かく調整することもできます。



また、ぞーぺんでは文字サイズの調整も可能です。文字サイズを調整するには設定画面で「タイムライン表示設定」をタップ。



タイムライン表示設定画面では「投稿表示画面のフォントサイズ」や「投稿表示画面の行間サイズ」を調整可能。また、Bluesky以外のSNSでは「サムネイルのレイアウト」「サムネイルの大きさ」なども調整可能です。



試しにフォントサイズを70%、行間を85%に調整した画面が以下。文字サイズを拡大したり縮小したりできるので、「文字や行間を狭めて、画面内に一度に表示できる情報量を多くしたい」「文字サイズを大きくして小さい画面でもみやすいようにしたい」といったように用途に合わせてカスタムできます。



◆7:機能を追加できるサブスクもあり

ぞーぺんでは、有料サブスクリプションプランに加入することで機能を強化できます。サブスクリプションに加入するには画面右下の赤枠で囲ったボタンをタップしてから「設定」をタップ。



設定画面が開いたら「広告設定」をタップ。



「広告解除パック」をタップするとサブスクリプションの説明画面が表示されます。



サブスクリプションは月額300円で、アプリ内の広告を非表示にできるほか、管理可能なアカウントの数を増やすこともできます。