「日用品が混ざった泥の上を歩く感覚忘れない」天応学園で防災集会 西日本豪雨から6年 広島・呉市
広島県内で152人が犠牲となった西日本豪雨から今年で6年です。
呉市の学校で災害への意識を高める防災集会が開かれました。
天応学園 豊島叶愛さん(15)「家具や文房具、日用品が混ざった泥の上を歩く感覚は今でも忘れられません」
呉市の天応学園で開かれた「防災集会」には全校児童ら約245人が参加しました。
6年前の西日本豪雨で12人の犠牲者が出た天応地区。集会の初めには黙とうが捧げられました。
その後、気象庁が発表する防災情報「キキクル」の使い方を実際に操作しながら学んでいました。
天応学園 鶴田旺大さん(12)
「6年経ってこれからも大雨や洪水に備えて犠牲者を出さないようにしていきたいと思いました」
また、大雨や土砂災害などで児童らだけでの帰宅が難しいときに
保護者が迎えにくる「引き渡し訓練」が開校以来初めて行われました。