朝ドラ「虎に翼」主演の伊藤沙莉(2024年3月撮影)

写真拡大

伊藤沙莉がヒロインのNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜金曜)25日に放送された第62回の平均世帯視聴率が16・6%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・2%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第60回の18・1%。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。

あらすじは、元山すみれ(武田梨奈)が持つ遺言書の検認に立ち会うためにやってきたのは、大庭梅子(平岩紙)と3人の息子たち、そして義理の母常(鷲尾真知子)だった。寅子(伊藤沙莉)は梅子との再会を喜び、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)の事務所に案内する。一方、猪爪家では花江(森田望智)が1人で家族全員を支える状況が続いていた。

検認では、すみれの持つ遺言書が偽のものであることが判明した。だが今度は大庭家で遺産相続争いが起きてしまい、決着は家庭裁判所の調停によるものとなった。