リヴァプールでプレイする遠藤 photo/Getty Images

写真拡大

7月24日から8月9日まで行われるパリ五輪に参戦するU-23日本代表。そのオーバーエイジ候補に浮上しているのがリヴァプールMF遠藤航だ。

遠藤自身も声がかかれば前向きに検討する考えのようだが、気になるのはアルネ・スロットを指揮官に迎える新生・リヴァプールの動きだ。

今季はユルゲン・クロップの下でシーズン途中よりポジションを確保した遠藤だが、指揮官が代われば選手の評価や起用法も変わるものだ。スロットとしては、プレシーズン期間に1人でも多く選手の特長を頭に入れておきたいところだろう。

遠藤の五輪参加案について、リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』も良いことにならないかもしれないと伝えている。プレシーズン期間にアピールできないのは、遠藤の立ち位置を変えてしまう恐れがあるためだ。

「オリンピックに出場することは、すべての選手にとって魅力的なことだ。しかし、リヴァプールにとっては難しい。プレシーズンではなるべく多くの時間を新指揮官アルネ・スロットをはじめ、彼のコーチングチームと過ごすことが極めて重要だ。重要なプレシーズン期間を逃した場合、遠藤は新シーズンの出場時間が確保できなくなる可能性がある」

リヴァプールの守備的MFに関しては、今夏も新戦力を獲得すべきとの意見もある。遠藤にとってライバルが増える夏になる可能性があるが、果たして。