帝王賞・ディクテオンと横山和生騎手 (C)Hiroki Homma

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 9番人気に甘んじていたディクテオンだったが3着に好走。スタートでは完全に出負け。それでも1、2コーナーで上手く馬群に取りつき、外目を気分良く追走した。直線でも脚色は鈍らず、鞍上の好騎乗も相まって3着まで押し上げた。

3着 ディクテオン
横山和生騎手
「出脚の遅さは覚悟していました。流れは1、2コーナーくらいからペースも緩んで(馬群も)近づいて来れたんでいい形の流れだなと思いました。動くのが早かった分、ちょっと外外になってしまったのですが、砂をかぶっていいタイプの馬でもないんで、気分よく走ってもらうための選択でもありました。大井のコース形態は合っていると思います。よくこのメンバーでいいところを見せてくれたと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 6月26日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)は、藤岡佑介騎乗の3番人気、キングズソード(牡5・栗東・寺島良)が快勝した。1.3/4馬身差の2着に1番人気のウィルソンテソーロ(牡5・美浦・小手川準)、3着に9番人気のディクテオン(せん6・栗東・吉岡辰弥)が入った。勝ちタイムは2:06.9(稍重)。

 2番人気でD.レーン騎乗、セラフィックコール(牡4・栗東・寺島良)は、8着敗退。

【動画】キングズソードが鮮やかに抜け出す…帝王賞昨年JBCクラシック以来の勝利
帝王賞・キングズソードと藤岡佑介騎手 (C)Hiroki Homma

 藤岡佑介騎乗の3番人気、キングズソードが交流G1・2勝目をマークした。レースでは外枠からじわっと先行していき3番手へ。馬群は一団となって進み、勝負どころも手応えは良く、直線入口から先頭で押し切りを図ると、それを追いかけるウィルソンテソーロ以下を完封。鮮やかな抜け出しだった。

キングズソード 17戦8勝
(牡5・栗東・寺島良)
父:シニスターミニスター
母:キングズベリー
母父:キングヘイロー
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者:日進牧場

【全着順】
1着 キングズソード 藤岡佑介
2着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
3着 ディクテオン 横山和生
4着 グランブリッジ 坂井瑠星
5着 サヨノネイチヤ 西啓太
6着 ライトウォーリア 吉原寛人
7着 ノットゥルノ 武豊
8着 セラフィックコール D.レーン
9着 メイショウハリオ 浜中俊
10着 バーデンヴァイラー 森泰斗
11着 ヒロイックテイル 矢野貴之
12着 トランセンデンス 安藤洋一
13着 マースインディ 笹川翼