【西武】源田壮亮選手インタビュー 滝澤夏央選手の守備は「反応が1番速い」
6月7日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。滝澤夏央選手の守備に思うこと、5年ぶりのプレーとなる阪神甲子園球場の印象について訊いた。
――先週の巨人戦(6月1日、2回戦)、9回裏、抑えのバルドナード投手との対決は、見送り、空振りの2球で追い込まれてから粘り続け、11球目まで粘ったすえ見事なレフト前ヒットを放ちました。源田選手はどんなことを思いながら打席に立ったのでしょうか?
源田「とにかく打つポイントを近くにして、『何とか塁に出よう』と思いながら打席に立ちました」
――(1点ビハインドで)気持ちが落ち込むこともなかったからこそ、粘り強いバッティングができたということですね。
源田「そうですね。落ち込むことは一切なかったです」
――劇的な逆転サヨナラ勝利に繋がりましたからね。
源田「はい。よかったです!」
――10球目でフルカウントに持ち込んでからはどのような待ち方をしたのでしょうか?
源田「変わらず打つポイントを近くにして待っていました」
――打つポイントを近くにしているから逆方向へのヒットになるということですか?
源田「(バルドナード投手は)パワー投手なので、全部の球種を頭に入れながら、『ファールでもいいや』ぐらいの気持ちで待っていました」
――先週の金曜日(5月31日、対巨人1回戦)、源田選手はここ2週間で10試合三遊間コンビを組んでいる滝澤夏央選手のことを、「サードらしからぬ動きをする」とおっしゃっていました。改めてその意味を教えてください。
源田「今まで何人もと三遊間を組んできましたが、僕が反応できなかった時に、(滝澤選手は)打球を捕っているとか、とにかく反応が1番速いなと思います」
――先週の金曜日(5月31日、対巨人1回戦)、源田選手が思った滝澤選手に対する守備の印象を解説の仁志敏久さんに伝えたところ、「源田選手よりも前を守っていて、この打球にはこう動くだろうというサードではない。だからセカンドから見たら動きのいいファーストと一緒の意味なんじゃないかな」とおっしゃっていましたがいかがですか?
源田「そんな感じだと思います」
――オフの自主トレも含めて、滝澤選手の成長を間近でご覧になっていたのは紛れもなく源田選手だと思いますが、滝澤選手が去年から変わった点はありますか?
源田「去年までは自分のことで精一杯な感じだったのが、今は試合中も周りを見ながらプレーをしているなとすごく感じますね」
――周りを見ながらプレーをするというのは具体的にはどんなことでしょうか?
源田「周りの守備位置であったり、次にどんなプレーが起こるのかを気にしながら守っているなと、一緒にプレーをしていて感じますね」
――滝澤選手がだんだん頼れる存在になってきたんですね?
源田「そうですね」
――今日(6月7日)からの阪神戦に向けて一言、ライオンズナイターのリスナーの方へメッセージをお願いします。
源田「不甲斐ない試合が続いているので、まずはカード頭をしっかり勝って、勝ち越せるように頑張ります」
――源田選手は2019年以来、5年ぶりとなる阪神甲子園球場ですが印象を聞かせてください。
源田「いつもお客さんが多いなという印象ですね」
――プロになる前に甲子園に観戦で来たことはありますか?
源田「ありますね。その時はプロ野球じゃなくて高校野球を見ました」
――(プロになる前に)甲子園でプロ野球を見たことはなかったんですか?
源田「なかったですね」
――(プロになってから)甲子園はいきなりプレーから入ったんですね。
源田「はい」
――阪神タイガースの応援はすごく大きいですが、守っている時にプレッシャーを感じたりしますか?
源田「聞こえてはいますけど、あまり気にしてはいないですね」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー