たじまことさんによるBL漫画「アキはハルとごはんを食べたい」を実写化した『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』が公開となりました。前作に続いて料理担当のアキ役を赤澤遼太郎さんが、片付け担当のハル役を高橋健介さんが演じています。おふたりにお話をうかがいました!

■公式サイト:https://klockworx-v.com/akiharumovie2/ [リンク]

●映画化が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

高橋:今回の2杯目 の製作が決まった時期が前作 の撮影明けくらいだったので、まだ劇場公開されていなくて。なのですぐに続編が決まるのかと、本当にびっくりしました。

赤澤:お客様のリアクションを見ていない状況だったので、半信半疑、どうなるのかなと健介くんと話したことを覚えています。もちろんうれしかったのですが、評価が分からなかったのでドキドキしていました。

高橋:(遼)太郎も同じかもしれないけれど、僕たちは舞台に出ることが多いので、お客様に東京まで足を運んでいただくことが多いなか、映画であれば僕らから色々な地域に行けるので、とてもありがたいですね。

●今回の続編は、撮影を終えてみていかがでしたか?

赤澤:前回よりも少し短い期間だったと思いますが、無事に完成まで行けたのでうれしいですね。それほど僕は映画への出演が多いわけではなく、ましてやここまで出ずっぱりの こともないんです。早く完成した作品を観たかったです。

高橋:僕もここ数年、映画をやらせていただいているのですが、それこそ舞台稽古の合間にワンシーンだけ撮影に行くことが多かったので、最初から最後までひとつの作品に関われることは楽しかったですし、スタッフさんたちともよりチーム感が増して撮影出来たという印象でしたね。

赤澤:前作 とほぼ同じスタッフさんたちでしたからね。

高橋:お昼ご飯とは別に撮影で作る料理があるので、それをみんなでリビングに集まっていつも食べていました。とても雰囲気がいい現場でした。もしかすると飯コミュニケーション効果もあったかも知れないですね。

赤澤:些細なことかも知れないですが、幸せな空間でしたよね。

●改めて完成した映画の感想はいかがでしたか?

赤澤:いろいろな面でパワーアップしたなと思いました。ふたりの心の距離感も前作と比べてかなり進みましたし、水族館などさまざまな場所へロケに行ったりもしたので、映像面でもパワーアップしたなと思いました。個人的にはしながわ水族館に小さい頃よく行っていたので、水族館でのシーンは気に入っています。

高橋:僕は映画の最初と最後が大事だなと思っているので、柴田さんのナレーションで始まり、エンドロールに座組みのオフショットがあり、ほっこりで始まり、ほっこりで終わるという構成が、とても好きでした。僕が写真を撮るシーンがあるのですが、そこに出て来る子どもたちは子役じゃないので、リアルな感じがとてもいいなと思って見ていました。

●この作品、ファンの方にはどのようにアピ―ルいたしますか?

高橋:ファンの方がよく言っていることは、月曜から毎日仕事だけれど、たとえば映画の公開があれば、それに向けて仕事を頑張れたりするので、早く新しい作品の情報はないですか、という声があるんです。なので、こういう新しい作品に出ることによって、ファンの方たちは映画館へ行く新しい楽しみが出来るきっかけになったと思いますので、観てほしいなと思います。ただ、ファンの方はもちろん、そうじゃない方たちもほっこり出来る作品になっているので、ぜひファンの方もお友だちを連れて観に来ていただければと思います。

赤澤:誰かとご飯を食べたくなる映画だなと思います。ひとりで食べても美味しいですし、楽しいけれど、特別な人、大好きな人と一緒にご飯を食べることで、より美味しくなるんですよね。ご飯の良さがとてもよく分かる映画だと思うので、観た後にお友だち、家族、恋人とご飯に行って、その幸せな空気感を味わってほしいと思います。当たり前に普段食べていますが、誰かとご飯を食べることはより美味しいものだと、実はとても尊いことだということを、僕自身も感じる作品になりました。

●本日はありがとうございました!

■ストーリー

高校の同級生の秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)は別々の大学に進学するも、静かな住宅街にある一軒家でルームシェアをしていた。大学4年生になり、就職活動に勤しむ二人。写真家の道に進むことを決めたハルは写真スタジオに、アキはインテリア雑貨の会社に内定が決まる。

米山と麦田、あずさ、雪乃を招いた就職祝いの「たこ焼きパイ」パーティで盛り上がったその夜、アキに一通のメールが届く。それは、勤務地が大阪に決まったという知らせだった。一緒に暮らせるのも卒業まで残りわずか。寂しい気持ちとモヤモヤを抱える二人の間には、どこかよそよそしい空気が流れていた。

そんなある日、ハルの姉・立夏が結婚報告をしに会いに来る。結婚の決め手になった話を聞いたアキは、ハルに友情とは別の感情を持っていることに気付く。しかしアキは、ハルにはこの感情を打ち明けないことを心に決める。一方、大阪への勤務が決まったと聞いた時から、ハルは心ここにあらずだった。このまま4年間暮らした一軒家を引き払い、穏やかで幸せだった同居生活は終わってしまうのか…。そして、社会人を迎えるアキとハルの行く末は…

公開中

(C) たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会

ヘアメイク
SUGA NAKATA(GLEAM)

スタイリスト
小野魁人

衣装クレジット&問い合わせ先

赤澤遼太郎
ジャケット/57200円/Ohal(オーハル) /JOYEUX(ジョワイユ)
シャツ/30800円/SOL(ソル)/JOYEUX(ジョワイユ)
パンツ/23100円/MAISON SPECIAL
その他スタイリスト私物

高橋健介
カーディガン/39600円/ANEI/JOYEUX(ジョワイユ)
その他スタイリスト私物

JOYEUX
東京都港区南青山6-6-22 LUNA ROSSA南青山3階
03-4361-4464

(執筆者: ときたたかし)