17号を放ち、ベンチでベッツに出迎えられるT・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース提供)

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 「ドジャース15−2レンジャーズ」(11日、ロサンゼルス)

 ドジャースが六回に1イニング4発で一挙7得点を奪い、ドジャースタジアムが騒然となった。ベンチのチームメートですら信じられないといった表情を浮かべ、NHKBSで解説を務めた田中賢介氏も「信じられない」と言葉を失った。

 まず1死一塁から大谷翔平選手がアンダーソンの高め直球を右中間席にたたき込んだ。確信歩きの一発に球場が興奮状態となる中、続くフリーマンは左中間スタンドに9号をたたきこんだ。

 さらにT・ヘルナンデスが左翼席に2ランをたたき込み、今季2度目の1イニング3発となったが、これで終わらない。ヘイワードが右翼席へダメ押し2ランを放ち、今季初の1イニング4発、最多の14得点に乗せた。

 ドジャース打線の猛爆に本拠地はお祭り騒ぎ。一挙7得点の猛攻が終わると、スタンドのファンが総立ちとなり、選手たちに拍手を送っていた。なおドジャースの1イニング4発は2021年9月29日、パドレス戦の五回以来、3年ぶりの快挙だった。

 最終的に15得点で昨季ワールドシリーズ王者のレンジャーズに大勝。打線が上昇気流に乗っていきそうなゲームだった。