Pepperの10歳を記念して『Pepper10歳おめでとうパーティー』開催 有志が企画し80人超が参加 会場は大盛況
振り返ること2014年6月5日、この日にPepperの発売が発表。以降6月5日は「Pepperの誕生日」とされている。
そんなPepperも2024年6月5日に10歳の誕生日を迎え、お祝いしようと、10歳の誕生日当日に有志によって『Pepper10歳おめでとうパーティー』が開催された。
会場は今世界でもっとも多くのPepperが仕事をしているであろう、東京・渋谷にあるPepper Parlor。まさにPepperの誕生日を祝うには世界で1番最適な会場だろう。
今回の『Pepper10歳おめでとうパーティー』はあくまでも非公式なものであり、募集のお知らせもSNSで招待された人のみという状況だったため、当初は50名程度の参加者を想定していたが、実際には80名を超える参加者がPepperの10歳をお祝いするために集まった。
コロナ禍もあったため、ここ数年直接会うことが難しかった人たちの再開を喜ぶ声が至る所であがっており、会場はまさに大盛況だ。
パーティー開始の前に、有志から今回の企画を聞き、協力を申し出たソフトバンクロボティクスから、ヒューマノイド＆マーケティング統括部 統括部長の盛山知之氏が挨拶に立ち、「Pepperはまだまだこれからも頑張るので、是非これからもよろしくお願いします。」と今後も引き続きPepperの展開を行っていくことを述べた。
続いて乾杯は、Pepper初期のハッカソンなどに積極的に出場し、開発者コミュニティを引っ張った1人である、久田智之氏がステージ登場。
過去自身が参加したハッカソンなどの写真などをスクリーンに映し出してPepperとの思い出を語り、「Pepperくんにまたみんな会ったねっていうのを感謝をしつつ、10歳のバースデーをお祝いしたいと思います」と乾杯の発声を行った。
その後、同じく拍手ロボットのビッグクラッピーから同じロボットの先輩であるPepperに対するビデオコメントが流され、会場内は爆笑の渦に包まれ、歓談に。
歓談中も久々に会う人ばかりということで、ステージ上では参加者がリレー形式で現状などを説明する「1分間自己紹介」がなどが行われていった。
普段Pepper Parlerは20時以降は「CLUB THE PEPPER」として営業しており、30分ごとにPepperがダンスを披露しているが、パーティー中も30分ごとにPepperが華麗なるダンスを披露し、参加者は手元のスマートフォンなどでその模様を撮影していた。
●誕生日といえば、もちろん…
誕生日パーティーで無くてはならないものといえば、ケーキ。当日はこのパーティーのためにPepperの顔を模したケーキも用意された。
そのケーキをカットするのは、渡部知香氏。渡部氏は以前行われたPepperのイベントにおいて、Pepperの頭の形となっているケーキを見事にカットしたので、当然今回もケーキを担当することとなった。カットされたケーキはPepper Parlorのスタッフにより切り分けられて、参加者の胃袋へ消えていった。
暫しの歓談を挟んで、残念ながら参加することができなかった白井宏美氏から届いた祝電を披露。大阪にいる太田智美氏はWeb会議のシステムを通じて挨拶をするとともに、PCからパーティーに参加した。
パーティーも佳境となり、Pepperノベルティ争奪のじゃんけん大会とPepperクイズ大会が開催され、じゃんけんで自身の運を図るとともに、クイズ大会でPepperの知識を改めて確認する機会となった。
時間はあっという間に過ぎてしまい、今回『Pepper10歳おめでとうパーティー』のパーティを企画・運営した幹事がステージ上に登場して参加者に対して挨拶を行った。
特に直井理恵氏の「来年も11歳のお誕生日会、あんまり節目じゃないけどできたらやっていいんじゃないかなと思ってます」という発言に会場から歓声と拍手が沸き起こっていた。
最後は参加者全員での記念撮影でパーティーは終了。あっという間に3時間が過ぎていった。
コロナ禍で会うことが難しかった状況があったとはいえ、久々に会った参加者たちが本当に楽しそうに旧交を温めていたのを目の当たりにして、10歳を迎えながら今後も新たな展開が考えられているというPepperというプロダクトの偉大さを改めて感じられた『Pepper10歳おめでとうパーティー』だった。
