「RBでのキャリアは岐路に立たされている」角田裕毅の去就に海外メディアが関心も上位チーム移籍は困難との声「選択肢はますます限られる」

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好成績を残しているものの、角田が上位チームでシートを確保するのは困難な状況のようだ(C)Getty Images

 F1キャリア4年目を迎えている角田裕毅は、来季へのシート争いにおいて複雑な立ち場に置かれている。

 シーズン3分の1が消化した現在、はやくも2025年へ向けた各チーム、ドライバーの去就が注目を集めてきている中で、海外メディアによる角田に対してはシビアな見解が伝えられている。今季、RBで高いパフォーマンスを発揮しながらも、すでにレッドブル昇格への道が閉ざされたとの声がほとんどであり、24歳の上位チームへのステップアップは見通せていな状況だ。

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 そして、米ニュースサイト『Newsweek』でも、角田が今後のシート獲得において、もう1つ可能性が囁かれているアストンマーティン入りも難しいと報じている。

 現地時間6月3日(日本時間4日)、角田の去就についての特集記事を配信。その中で、同メディアは今季で角田とチームの契約が切れることを踏まえ、「RBでのキャリアは岐路に立たされているようだ」と見込んでおり、さらに「この日本人ドライバーはレッドブルグループの外で新たなチャンスを探している」と綴っている。

 また、角田の支援を行ってきたホンダが、2026年よりパートナーシップを組むアストンマーティンのラインナップにも言及。「2026年からホンダのワークスチームになることが予定されているが、フェルナンド・アロンソやランス・ストロールなどのドライバーがシートを確保していることから、ツノダの選択肢はますます限られているようだ」と指摘。

 その上で、英『BBCスポーツ』などで活動するジャーナリスト、アンドリュー・ベンソン氏の「皮肉なことに、彼は 2026 年からホンダのワークスチームとなるアストンマーティンのシートを得ることができない」と角田の今後について語ったというコメントを紹介している。

 また、ベンソン氏は他にも、今季チームメイトのリカルド・ダニエルを上回る走りを角田がみせているものの、レッドブルグループ首脳陣は関心を寄せていないと説いている。

「RBでの彼のパフォーマンスについては、確かに彼はダニエル・リカルドに定期的に勝っており、今年は印象的な走りを見せている。しかし、これはレッドブルのツノダに対する考えを変えるよりも、リカルドに対する疑問を増大させているだけだ」

 トピックでは、「現実的なステップ」として既にハース、アルピーヌ、ウィリアムズと交渉中であるとも伝えている。来季、新天地へと移ることが有力視される中、角田の胸中にはどのようなビジョンが描かれているのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]