1年でラツィオを退団する結果となった鎌田。(C)Getty Images

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 イゴール・トゥドール監督の就任後、中心選手となった鎌田大地は、契約延長オプションを行使するか、新契約を締結してのラツィオ残留が濃厚視されていた。しかし、クラブとの契約更新交渉が決裂し、退団する運びとなった。

 そんななか、怒りを露わにしたのが、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長だ。『ONEFOOTBALL』によれば、イタリア紙『Corriere della Sera』紙のインタビューで、鎌田と代理人らがクラブを脅迫しようとしたと述べている。

「やるべきことはたくさんある。我々を脅そうと思っている選手たちにはうんざりしている。我々はラツィオが到達点となるような、ユニホームに愛着を持つ選手を求めている」
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 歯に衣着せぬ発言で知られる名物会長は、「カマダについては、1年間の契約更新と契約時のボーナス250万ユーロを要求された。傭兵であると判明した選手は全員追い払う、ゼロからやり直すつもりだ」と憤慨している。

 プロである以上、少しでもいい条件で契約を結ぼうとするのはいわば当然で、代理人もそのために尽力する。ただ、ワンマンで知られる敏腕会長には、そうした要求が気に食わなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部