中日が盛り返してきた!3戦連続完封勝利の裏に「交流戦男」「攻めのベンチワーク」

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立浪監督の采配も光った(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 中日は交流戦初戦となった5月28日の西武戦(バンテリン)に3−0と完封勝利。これで3戦連続完封勝利と一時は苦戦していたチームに再び光がさしてきた。

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 先発の高橋宏斗は7回3分の1を4安打無失点、ゾーン内で強気に攻め、西武打線を封じ込めた。

 高橋は昨年の交流戦も3試合に登板し、防御率「0.00」の”交流戦男”として知られていたが、パ・リーグキラーぶりは健在。

 打線で貢献したのは新助っ人のアレックス・ディカーソンにもある。4回に相手先発、今井達也から来日2号ソロをマーク。25日のヤクルト戦で来日1号を放ったばかりの助っ人が、短期間でアーチを放ったとあって、本拠地ファンも大喜びとなった。

 さらにこの試合はベンチワークも光った。両軍無得点で迎えた3回は無死二塁から高橋が犠打を成功させると打球処理に入った今井が三塁へ悪送球、スキを突いて二走の岡林勇希が一気に生還、先制点を奪った。

 1点を先制し、尚も一死三塁とし、ここでベンチは田中幹也に対してカウント2−2からセーフティスクイズを選択。起用に応え、田中がスクイズを決め、選手の背中を押すベンチワークで貴重な追加点を手に入れた。

 この試合から戦列を離れていた中田翔も復帰。「6番・一塁」で先発出場、復帰初戦は3三振に終わったが攻撃の形を作るという点では今後、中軸に厚みが増すことも期待できそうだ。

 大事な交流戦初戦を白星で飾り、借金も1に。再び立浪竜が勢いを取り戻せるか。今後の戦いも注目となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]