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米FXは、真田広之が主演・製作を務めたハリウッド戦国ドラマについて、シーズン2のみならずシーズン3も見据えて準備していることがわかった。米などが報じた。

現時点ではまだ正式な承認が確認されたわけでなく、製作スケジュールも定められていない。ただし、原作者ジェームズ・クラベルの権利者と協力し、今夏より脚本家らを招集、執筆に取り掛かるとされる。また、米エミー賞に対してはリミテッド・シリーズ部門ではなくドラマ・シリーズ部門に作品提出がなされたとのもあるので、事実上シーズン更新は濃厚と見られる。

この報道に先駆けて、真田が「SHOGUN 将軍」再出演に向けた契約を締結したとの。今回の注目ポイントは、伝えられている範囲がシーズン3にも及ぶということである。「SHOGUN 将軍」はジェームズ・クラベルの原作小説の全編に基づき、徳川家康にインスパイアされた戦国武将・吉井虎永が関ヶ原の戦いに至るまでの駆け引きを濃厚な人間ドラマと共に描いた。一方、あくまでもシリーズは「関ヶ原の戦い“前夜”」に焦点が当てられており、有名な大合戦や、大敗した西軍の石堂和成(石田三成に基づく)の最期などが描かれたわけではない。

「SHOGUN 将軍」は1話あたりおよそ1時間で、全10話構成となった。シーズン3まで制作されるとなると、関ヶ原の戦いでの攻防戦を、2シーズン分たっぷり使って描くのかどうか、その戦後処理や晩年も描くのかについて、注目を集めることになりそうだ。

すでに原作小説の結末まで映像化したため、オリジナルの物語となる脚本執筆も一大事業となるだろう。史実をベースに出来るとはいえ、手をつけたいであろう範囲は膨大に及び、考証にも細心の注意を払う必要がある。

そのほか、主要な人物の多くはすでに劇中で死亡していることもあって、新たなキャスティングも注目される。「SHOGUN 将軍」は、日本の役者が世界的な注目を集める好機となっている。

「SHOGUN 将軍」シーズン1は制作発表からリリースまで、実に6年ほどの年月が費やされている。ノウハウも蓄積され、新シーズンではいくらかスムーズな進行に期待できるとはいえ、細部まで徹底した品質を追及した「SHOGUN 将軍」のことである。じっくり時間をかけてでも、誰もが満足できる仕上がりに期待したいと、ファンは願うことだろう。覚悟は出来ておるか?

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