石川祐希&高橋藍が『買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 福岡大会』に向けて合流!
バレーボールの国際大会『バレーボールネーションズリーグ2024』が5月14日(火)に開幕する。それに先駆けて、男子日本代表のフィリップ・ブラン監督および選手たちがキックオフ会見を行った。
『バレーボールネーションズリーグ2024』では、世界のトップチーム(男女各16チーム)が最大14カ国で3週にわたって予選を戦う。このうち男子予選の第2週にあたる『買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 福岡大会』が6月4日(火)~9日(日)に福岡県北九州市で行われ、ここに男子日本代表チームが出場する。
会見では南部正司強化委員長が登壇。「フィリップ・ブラン監督体制が2022年に発足してから3つの目標があった。東京オリンピックからの強化の継続、各大会で出た課題をクリアしてチームを成長、2チーム体制の強化。2チーム体制とは、Aチームになにかあった場合の円滑なメンバー交代、そして若手の育成がある。2024年にあたり、東京オリンピック以上の体制が整ったと思っている。パリオリンピックではミュンヘンオリンピック以来のメダル獲得を目指す」とコメントした。
続いてフィリップ・ブラン監督が登壇すると、まずはスローガンである「ALL FOR PARIS CREATING HISTORY TOGETHER すべてはパリのためにともに歴史を作る」を掲げた。そして「私の願いは大きな夢を見ること。それはオリンピックでメダルを獲得すること。『ともに』という言葉を使うことで、バレーボールに関わるすべての人と心を一つにしたい」と説明。さらに、「メダル獲得は非常に野心的な目標。競争は厳しいものになるが、私たちにはこれに立ち向かう熱意と決意がある」とパリオリンピックに向けての決意を表した。
さらに、『バレーボールネーションズリーグ2024』については、「非常に大切な大会で、2つの目標がある。ひとつはチームが高いパフォーマンスを発揮すること。2つ目は6月26日に行われるパリオリンピックの抽選会に向け、有利な抽選結果を得るために世界ランキングで上位5位以内に入ること。そうすればパリオリンピックの抽選でいいポジションをとれる」と、大会で上位に入ることがパリでメダルを獲得するために重要との見方を示した。
なお、会見ではイタリア セリエAチームに所属の石川祐希と高橋藍が5月31日からチームに合流し、福岡大会に出場することも明らかにされた。質疑応答では「メダルを取る自信はある。技術面、フィジカルだけでなくメンタルも強化している」と、メンタル面の強化にも自信を示している。
その後は、主将・石川祐希を先頭に選手たちが登場。石川は「パリでメダルをとるためにすべてをかけていく」、高橋藍は「VNLでは去年以上の成績をあげたい。パリもメダルをめざす」と、それぞれがパリオリンピックへ向けての抱負を語った。
石川祐希
高橋藍
『バレーボールネーションズリーグ2024』の男子予選ラウンドは、第1週が5月21日(火)~26日(日)にトルコ・ブラジル、第2週が6月4日(火)~9日(日)に日本・カナダ、第3週が6月18日(火)~23日(日)にスロベニア・フィリピンで開催される。この結果を受けた6月26日には、パリオリンピックの抽選会が行われる予定だ。
男子はパリオリンピックに向けて最善の道を目指し、女子はオリンピック出場権を懸けた大会となる『バレーボールネーションズリーグ2024』。そんな両者の目的を叶えるためにも、福岡大会は熱戦の舞台となるだろう。
写真使用:JVA2024-05-036