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●グルメの宝庫・北海道を旅して見つけた絶品グルメは普段食べられないような名物揃い。北海道の旅でぜひ味わってほしいグルメライターおすすめの麺類&肉料理をご紹介!

 北海道旅行のお楽しみと言えば、食事ですよね。春夏秋冬、新鮮な海産物が水揚げされますが、食肉や野菜、地元の人が愛するご当地グルメも満載です。

 そこで、フードライターがプライベートで訪れて見つけた北海道の絶品グルメを6つ、ご紹介します。

『カジュアルレストラン マルシェ』の「北見塩やきそば」
『炭焼味覚園 総本店』の「豚ホルモン」
『らむキチ』の「ジンギスカン」
『くまうし』の「豚丼」
『パーラーフタバヤ』のハンバーグ
『麺屋石ばし』の味噌ラーメン

 北海道の旅グルメとしても重宝しますよ! ぜひチェックしてみてください。

海鮮の旨味を凝縮! 『カジュアルレストラン マルシェ』の「北見塩やきそば」

『カジュアルレストランマルシェ』

 北海道北見市発祥の「オホーツク北見塩やきそば」。オホーツク地方と言えば、名物は「ホタテ」。ごろっと大ぶりのホタテを入れた「北見塩やきそば」は、『カジュアルレストラン マルシェ』が発祥の一皿です。

「北見塩やきそば」1300円

 北海道では、ホタテを“丸ごと”食べるのがセオリー。ホタテのひもや卵巣からも出汁が出て、これが美味しいのです。仕上げに魚介出汁をかけるのですが、モチモチの太麺が旨味を吸い上げてくれるので、食べ応えバツグンです。トッピングは温泉卵にクリームコロッケとユニークで、北見たまねぎもほっくり甘くて絶品ですよ。

●SHOP INFO

店名:カジュアルレストラン マルシェ

住::北海道北見市北進町7丁目5-12
TEL:0157-23-6510
営:11:00~20:00
休:水曜(月1回連休あり)

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焼肉大好き北見市民が愛する『炭焼味覚園 総本店』

『炭焼味覚園 総本店』

 実は、日本で三本の指に入る“焼肉都市”が、北海道北見市です。2024年2月9日には「北見厳寒の焼き肉まつり」が開催されるなど、市内を上げた祭りになるほどの焼肉好きなのです。

 北見市の中でも北海道に10店舗、北見に3店舗を展開する人気店が『炭焼味覚園 総本店』。おすすめは鮮度が段違いの内臓系。それもそのはず、同店の前身は昭和43年に創業した『坂口精肉店』で、内臓卸問屋としての一面も持ち合わせているのです。

七輪で炙る「豚ホルモン」が最高

 牛サガリなど牛肉は職人の手で熟成させて、旨味を凝縮させてから提供。看板メニューの豚ホルモンは、氷締めという独自の下処理をしているので、脂身たっぷりのジューシーで、プリプリのホルモンを食べられます。

●SHOP INFO

店名:味覚園 総本店

住:北海道北見市北5条西4丁目 ソシアルビル 6F
TEL:0157-25-6895
営:17:00~23:30(L.O.23:00)、日・祝 17:00~22:30(L.O.22:00)
休:年末年始

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道内で指折りの美味しさ『らむキチ』の「ジンギスカン」

 函館・五稜郭観光の後に、ちょっと足を延ばして食べに行きたいのが、『らむキチ』のジンギスカンです。

 ここ10年で、東京にもすっかりラム肉が定着したように感じますが、それでもまだ本格的なジンギスカンをたしなむ人は少数派。そこで地元民も大好きな、ジンギスカン専門店『らむキチ』をご紹介します。

「生ラム野菜セット」968円

 基本セットの「生ラム野菜セット」は968円からとリーズナブル。肉だけ増量したい場合は、「追加肉」858円も注文できます。

 同店の看板と言えるのが、「塩ラム」。独自ブレンドした調味料でシーズニングしたラム肉が絶品! 旨味が引き出され、柔らかさも段違いなのです。よく、「苦手な人にも食べてもらいたい」、というおせっかいともとれるコメントもありますが、これは本気でおすすめ! ラム肉の美味しさを追求したい人はぜひ足を運んでみてください。

●SHOP INFO

店名:らむキチ

住:北海道函館市鍛治2丁目45-11第1
営:17:30~21:00
休:水曜

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北海道名物の豚丼ならここ! 弟子屈町『くまうし』の「豚丼」

 養豚も盛んな北海道は、カレーに豚肉、肉じゃがに豚肉、焼き鳥も豚肉、と豚肉が大好き。帯広のご当地グルメに豚丼があるように、日常的に食べられています。

 摩周湖や屈斜路湖など道民もあこがれる豊かな自然に囲まれた弟子屈町(てしかがちょう)にも、人気の豚丼の店『くまうし』があります。

「豚丼(バラ・中)」930円

 着丼を待つ間、店中に豚肉の香ばしさが広がり、腹の虫も鳴りっぱなし。期待に満ちた一口目から、豚バラの甘くジューシーな肉汁が広がります。網で豚バラ肉を焼いてからタレに絡めているので、余分な油分が抜け、とても食べやすいのです。

 醤油タレは、オホーツクのホタテ干し貝柱や数種類の魚介、野菜で仕込んでいるそうで、奥行きのある味わいを楽しめますよ。

●SHOP INFO

店名:くまうし 弟子屈本店

住:北海道川上郡弟子屈町鈴蘭1丁目8-6
営:【1~2月】11:00~15:00、17:00~20:30【3~12月】11:00~20:30
休:火曜

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甘いデミグラスソースが懐かしい『パーラーフタバヤ』のハンバーグ

 函館市は喫茶やパーラーの文化が根付いていて、雰囲気のある老舗店めぐりも観光中の楽しみです。市内にある老舗、かつ、三世代にわたって愛されているのが、『パーラーフタバヤ』です。

「ハンバーグ(スープ付き)」968円

 オムライスやナポリタン、ハンバーグなど定番メニューが並びますが、実は「ハンバーグ」のソースがとてもユニーク。

 見るからにトロっと濃厚なデミグラスソースがかかっているのですが、これが、甘い!みんなおなじみのデミグラスソースをイメージすると、まったく別物に感じるほど甘みの強い味わいです。例えるなら、「オタフクのお好みソース」並みに、こっくりとしています。この味わいがとても懐かしくて、ぎゅっと身の詰まった手ごねハンバーグと相性が良いのです。

●SHOP INFO

店名:パーラーフタバヤ

住:北海道函館市美原1丁目7-1 MEGAドン・キホーテ函館店 2階
営:10:00~20:30
休:施設に準ずる

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ランチタイムは行列必至! 『麺屋石ばし』の味噌ラーメン

 北海道民は総じてラーメン好きと言っても大げさではありません。東京なら大盛り? と思われるサイズが普通盛りで、昼間っからも、しっかり、ガッツリ食べたいのです。そんな強い胃袋をお持ちの読者におすすめしたいのが、2017年創業の『麺屋石ばし』です。

「あっさりスープ味噌」980円と、「半チャーハン」500円

 函館にあるラーメン店は大抵、塩、醤油、味噌の3スープを展開していることが多く、どれを食べるか悩みますが、定番を狙うならメニューの一番上に書いてあるものでOK。スープは値段据え置きで「こってり」と「あっさり」から選べます。

 北海道のラーメンはやっぱり卵麺でなくちゃ! のど越し、風味、弾力、小麦だけの麺よりもしっかり味わいがあって、味噌ベースのスープとも相性ばっちりです。

●SHOP INFO

店名:麺屋石ばし

住:北海道函館市本通2丁目34-1
営:11:00~20:30
休:水曜

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