JBL“リア分離”サウンドバーが目指したもの。オーテク“イマーシブ”マイクの裏側。JASジャーナル最新号
「BAR 1000」
日本オーディオ協会は、オーディオ・ビジュアル関連のニュースや新技術、協会会員による投稿などを掲載した「JASジャーナル」2024年春号(Vol.64 No.2)を公開した。今号では、JBLが“完全ワイヤレス・リア”付きサウンドバー「BAR 1000」で挑んだ「オーディオの明るい未来」に関する紹介や、電波産業会(ARIB)による地上デジタル放送の高度化に係わる音声符号化方式の解説などが掲載されている。
「ホームシアターに第三の革命を! JBLが挑戦した新たなオーディオの可能性」では、JBLがクラウンドファンディングも活用しながら切り開いた新ジャンル「完全ワイヤレスサラウンドシステム」について、ハーマンインターナショナルの濱田直樹氏が寄稿。“充電式ワイヤレス・サラウンドスピーカー”がセットになったサウンドバー「BAR 1000」で目指したホームシアターの形や、投入までに社内では冷ややかな反応を受けたことなどが明かされている。
「BAR 1000」は、バッテリーを内蔵して電源ケーブルの接続も不要にした“完全ワイヤレス”のサラウンドスピーカーがセットになっているサウンドバー。サラウンドを楽しみたい場合など、必要に応じてサウンドバー本体からワイヤレス・サラウンドスピーカーを分離して使うことができる。
ARIBの地上デジタル放送の高度化に係わる音声符号化方式の解説では、地デジ高度化方式の音声符号化方式の検討における想定サービス、それを実現するためのオブジェクトベース音響の概要紹介とともに、ARIBで実施した検討内容と結果概要が紹介されている。
そのほか、オーディオテクニカのイマーシブオーディオマイクロフォン「BP3600」や、コルグの配信スタジオ「Studio Extreme Tokyo」の紹介、新たに日本オーディオ協会に加わった弊誌AV Watchの挨拶も掲載されている。