フュージョン界のレジェンドであるラリー・カールトン、「グラミー賞」ノミネートのJPサックスなど「Billboard Live TOKYO」5月の注目公演をピックアップ
国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live TOKYO。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介! 2024年5月は、フュージョン界をリードしてきたギター・レジェンドのラリー・カールトン、「グラミー賞」にもノミネートされたトロント発のシンガーソングライター・JPサックスなど話題のライブが続々!
Larry Carlton
■2024年5月3日(金・祝)-6日(月・祝)
Larry Carlton
Salute Japan Tour
~The Crusaders - Steely Dan - Fourplay~
フュージョン界をリードしてきたギター・レジェンド、ラリー・カールトンがワールドツアーにしばしの別れを告げるフェアウェル公演をビルボードライブで開催が決定。60年代後半からプロとしての活動を開始し、ザ・クルセイダーズとしての活躍後は1978年にジャズ・フュージョン史に燦然と輝く名盤『夜の彷徨』をリリース。収録曲「ルーム335」がヒットとなり、セッション・ミュージシャンとしてスティーリー・ダン、マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエルら名だたるアーティストからのラヴコールが止まない存在となったラリー。これまで19回もグラミー賞にノミネートされ、その内4度その栄誉を勝ち取り、ここビルボードライブでも長きにわたり数々の名パフォーマンスで私たちを感動させてくれた。
そんな“Mr.335”が、輝かしいキャリアの目まぐるしいスケジュールに一度幕を下ろすべく、円熟のギタープレイと、それを彩るザ・クルセイダーズやスティーリー・ダンの名曲の数々、そしてこれまでにあまり披露してきたことのないフォープレイの楽曲で、愛する日本に”Salute(お辞儀)”をする。音楽史に永遠に残るであろう貴重な瞬間をお見逃しなく。
■5月19日(日)
Joyce Wrice
Joyce Wrice
アメリカ人の父と日本人の母を持ち、ロサンゼルスを拠点に活動する次世代R&Bシンガーソングライター、ジョイス・ライスが再び登場。学生時代、動画サイトにカバー曲をアップロードした事がきっかけで世界中から注目を集め、2016年に1st EP「Stay Around」をリリース。そして2021年にはD・エミールがプロデュースを手掛け、ラッキー・デイ、ケイトラナダ、マインド・デザインらが参加したデビューアルバム『Overgrown』がスマッシュ・ヒットを記録した。90年代R&Bを彷彿させる音楽性と、スムースでエレガントな歌声で音楽ファンを魅了し続けている。同じ日系人アーティストであるUMIと日本語での楽曲「That's On You (Japanese Remix)」をリリースするなど、自身のルーツである日本への愛溢れる彼女。この度の来日公演では一体どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、乞うご期待。
■5月20日(月)・21日(火)
L'Rain
L'Rain
ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/コンポーザー/パフォーマーのタジャ・チークによる新進気鋭のプロジェクト、ラ・レインが初来日公演をビルボードライブで開催! 幼い頃より音楽に親しみ、クラシックピアノやチェロ、ベースなど様々な楽器と触れ合いながら育つ。2017年にセルフタイトル・アルバム『L'Rain』でデビューを飾り、2021年には2ndアルバム『Fatigue』をリリース。ソウル、サイケデリア、ミュージック・コンクレートなど数々のジャンルをコラージュのように混ぜ合わせた実験的なサウンドが世界中から高く評価され、The Wire年間ベストアルバム1位(2021)、またPitchfork年間ベストアルバム2位(2021)を獲得した。昨年の3rdアルバム『I Killed Your Dog』のリリースや、ニューヨークのアート施設でのキュレーターを務めるなど、多岐に渡る活躍でアーティストとしての深みを増し続けるラ・レイン。唯一無二のジャンル・ベンディングなスタイルで、まさに新時代を象徴する存在と呼ぶにふさわしい彼女の初来日公演は見逃し厳禁だ。
■5月27日(月)
JP Saxe
JP Saxe
「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」が世界中で大ヒットし、第63回グラミー賞<最優秀楽曲賞>にノミネートされたトロント発のシンガーソングライター、JPサックスがビルボードライブに初オンステージすることが緊急決定!1993年、トロントに生まれたJPサックスは、2018年にシングル「The Few Things」をリリースし、初のツアーを敢行したことでソニー・ミュージックとの契約を獲得。2019年の10月にジュリア・マイケルとのデュエット・ソング「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」をリリースすると、全世界で12億回再生を突破しミュージックビデオは約1億3千万回再生を記録するなど多くの話題を呼ぶ大ヒット曲に。2020年にリリースしたデビューEP「Hold It Together」は、TIME誌で絶賛を浴び、全8曲中5曲が「5 Best Songs of the Week」として紹介された。2021年には待望のデビュー・アルバムをリリースし、ジョン・メイヤーがギターで、そしてビリー・アイリッシュの兄フィニアス・オコネルがプロデュースで参加したことも大きな話題に。テンダーな歌声と、年齢や性別を問わず全ての人に響く美しいメロディーでシーンを牽引する彼と共に過ごすスペシャルな夜をお楽しみに。
■5月28日(火)
Mac Ayres
Mac Ayres
現代のR&B/ソウル界を担う、マルチ・シンガーソングライターのマック・エアーズが待望の初来日公演を開催。ニューヨーク出身、名門バークリー音楽大学で学び、現在はロサンゼルスを拠点に活動している。2017年にデビューEP「Drive Slow」をリリース。R&B、ソウル、ジャズ、ヒップホップの要素を融合させたメロウ&グルーヴィーなサウンドでリスナーの心を捉え、たちまちシーンの中心へと躍り出た。その後もヒップホップ・プロデューサーのナインス・ワンダーや、ジャズ・クインテットのブッチャー・ブラウンとの共作など、第一線で活躍するアーティスト達と共にシーンを牽引し続けている。シルキーで感情豊かな歌声と洗練されたプロデュースによって生み出される、極上のメロウネスに酔いしれる一夜をお楽しみに。